甘夏チョコケーキ
生地にココアを混ぜて、仕上げにチョコでコーティング。甘夏×ココアの苦みがきいた、大人の味です。
写真: 新居 明子
*全量
*全量
*甘夏にはちみつをかけておく時間、甘夏のはちみつ煮を冷ます時間、生地を冷ます時間は除く。
材料
(約12×約12×高さ約6cmの紙型1台分)
- 【甘夏のはちみつ煮】*ここでは80gを使う。残りはジャムのように活用するとよい。
- ・甘夏 1/2コ(100g)
- *好みの国産のかんきつ類でもよい。
- ・はちみつ 大さじ2
- 【A】
- ・アーモンドパウダー 25g
- ・ベーキングパウダー 小さじ1(4g)
- ・重曹 小さじ1/3
- 【B】
- ・きび糖 50g
- ・塩 1つまみ
- ・菜種油 50g
- *またはごま油(白)。
- ・ココアパウダー (無糖) 15g
- ・米粉 (製菓用) 85g
- 【チョココーティング】
- ・ココアパウダー (無糖) 15g
- ・きび糖 30g
- ・粉寒天 小さじ1/2(1g)
- ・水 40ml
- ・豆乳 (無調整) 40ml
下ごしらえ・準備
つくる前にしておくこと
1 紙型をつくっておく(全体備考参照)。
2 オーブンを170℃に温めておく。
つくり方
甘夏は洗って水けを拭き、6mm厚さの半月形に切る。鍋に並べ、はちみつをかけて水分が出るまで20分間ほどおく。弱火にかけ、沸騰したらふたをして5~6分間煮て火を止め、冷ます。80gを取り分けてザックリと粗く刻む。
はちみつをかけてしばらくおき、甘夏から出た水分だけで煮る。
ボウルに【A】の粉類を入れ、泡立て器で混ぜておく。別のボウルに【B】を入れて泡立て器で混ぜる。菜種油を少量入れて混ぜ、なじんだら残りの菜種油を加え、とろみがついて油分が表面に浮かなくなるまで混ぜる。最後にココアパウダーを加えて混ぜる。
ココアパウダーを加えて、よくなじませる。
【B】の水切り豆乳レモンの入っているボウルに米粉を加えて混ぜる。続いて【A】を加えて手早く混ぜ、刻んだ【甘夏のはちみつ煮】を加え、ゴムべらで手早く混ぜる。天板に紙型をのせてから、生地を紙型に流し込んで表面をゴムべらでならす。天板ごと軽く台に数回落として空気を抜く。170℃に温めたオーブンで40~45分間焼く。網に紙型ごとのせて冷まし、紙型を広げて取り出す。
ベーキングパウダーがかんきつの酸に反応してふくらむので手早く混ぜる。
小鍋にココアパウダー、きび糖、粉寒天を入れ、泡立て器でよく混ぜる。分量の水を少しずつ加えて溶きのばし、豆乳を加えて混ぜる。弱火にかけて煮立て、混ぜながら30秒間煮る。
寒天を煮溶かし、つやが出るまで煮る。
4が熱いうちに3のケーキにかける。固まるまで5分間ほどおき、紙型を広げて取り出す。
冷めると寒天が固まるので、熱いうちに手早く作業する。型の中で【チョココーティング】をかけると、後片付けが楽。
◆オーブン用の紙型のつくり方◆(できあがり寸法 約12×約12×高さ約6cm)
~包装紙などでつくる卓上折り紙箱と同じ要領で~
1オーブン用の紙を約25×33cmの長方形に切る。
2四つ折りにし、折り目が右と上になるように置く。
3左の角を広げ、三角形のように折る。裏返して反対側も同様に折る。
4左端を右端に重ねて面を変える。続いて両面とも両端を中心に向かって半分に折る。
5下の辺を2回折り上げ、反対側も同様に折る。
6折り上げた部分を開き、型にする。
《保存》
保存容器に入れて冷蔵庫で2日間。
はちみつを使うので、1歳未満の乳児には与えないでください。
同じ生地(ココアパウダーなし)でもう一品
甘夏ケーキ
このレシピをつくった人
白崎 裕子さん
神奈川県・葉山の海辺に建つ古民家にて、オーガニック料理教室「白崎茶会」を主宰。
小麦粉、卵、乳製品をつかわない、お菓子やパンのレシピを、日々、考案している。
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