きょうの料理レシピ
しらすの焼き飯
家庭の焼き飯は火と戦わず、いかに火と仲良くするかが、ポイント。パラリとやさしい焼き飯です。
写真: 澤井 秀夫
エネルギー
/490 kcal
*1人分
塩分/1.9 g
*1人分
調理時間
/15分
材料
(2人分)
- ・卵 2コ
- ・冷やご飯 300g
- ・釜揚げしらす 50g
- *全体備考参照。
- ・ねぎ (白い部分) 1本分(100g)
- ・サラダ油 大さじ2
- ・塩
- ・しょうゆ 小さじ1
- ・湯 大さじ1~2
つくり方
1
ねぎはじゃばら切り(ねぎの表裏に、斜めに浅く細かい切り目を入れる)にしてから、小口から粗く刻む。卵はボウルに溶きほぐす。
2
フライパンにサラダ油を中火で熱し、卵を入れてすぐに冷やご飯を加えて焼き炒める。やたらに混ぜないで、ご飯を広げて待ち、焼き色がつけば、鍋返しをして、広げて待つ。また、焼き色がつけば、返す。これを繰り返す。
! ポイント
焼き飯は、ご飯一粒一粒に焼き色をつける、という気持ちでつくると、粘らずパラリとした焼き飯ができ上がる。
3
釜揚げしらすを加え、さらに焼き炒める。
! ポイント
しらすの塩けでうすく味はつくが、必要に応じて塩を補う。
4
ねぎを加えて炒め、しょうゆと湯を加えて仕上げる。
! ポイント
しっかり焼き炒めているため、ご飯粒の表面がガサガサと堅くなっているので、最後に湯を入れて蒸らし、ふんわりと戻す。時間をかけて(10分間程度)炒めると芯まで熱くなって冷めにくく、いい湯気がたつ。
全体備考
【釜揚げしらす】
かたくちいわしやまいわし、うるめいわしの稚魚を塩水でゆでたもの。乾燥の度合いによって、堅さが異なる。ちなみに、これを干したものが「しらす干し」、さらに乾燥させたものが「ちりめんじゃこ」。
きょうの料理レシピ
2018/01/11
土井善晴の味こよみ
このレシピをつくった人
土井 善晴さん
おいしいもの研究所代表。長年にわたる多様な食の経験から、和食文化の伝統を踏まえた一汁一菜を提案。新しい発想で料理を楽しくするきっかけをつくったと評価され、2022年度 文化庁長官表彰に選ばれる。各大学にて教授、講師も務める。
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