白菜と帆立てのみかんスープ仕立て
フランス料理ではポピュラーな「エーグルドゥース」と呼ばれる甘酸っぱい味つけをヒントに、みずみずしい白菜とジューシーなみかんを組み合わせました。帆立てでうまみとボリューム感を加えたほんのり甘酸っぱくて爽やかな一品。みかんのかわりにオレンジでもおいしい。
写真: 吉田 篤史
*1人分
*1人分
材料
(2人分)
- ・白菜 240g(3枚)
- ・帆立て貝柱 6コ(約180g)
- ・みかん 2コ
- ・たまねぎ (みじん切り) 20g
- ・にんにく (みじん切り) 5g
- ・みかんジュース (果汁100%) カップ3/4
- ・はちみつ 大さじ1
- ・レモン 1/2コ
- ・塩
- ・こしょう 少々
- ・オリーブ油 大さじ1
つくり方
鍋に塩少々を入れた湯を沸かし、白菜を堅めにゆでる。取り出して水けをきり、葉の部分は3cm幅のザク切りに、軸の部分は1cm幅に切る。みかんは皮をむき、皮は15gほどせん切りにする。実は4等分にし、それぞれを斜めに切る。
白菜は葉と軸の部分を分ければ、食感の違いが楽しめる。また、みかんの実は周囲の白い筋を取りすぎるとくずれやすくなるので、太い筋を軽く取る程度に。皮の苦みが気になる場合は、あらかじめ2~3回ゆでこぼすとやわらぐ。
帆立ては両面に塩・こしょう各少々をふる。フライパンにオリーブ油を入れて中火で熱し、帆立てを並べる。表面に焼き色がついたら裏返し、同様に焼いてバットに取り出す。
2のフライパンを中火にかけ、たまねぎとにんにくを入れて炒める。みかんジュースを加えて沸かし、みかんの皮も加えて混ぜ合わせたら、はちみつを加えて混ぜる。
3に1の白菜とみかんの実を加えて混ぜ、2の帆立てとバットに残った汁も加えて1~2分間ほど煮詰める。レモンを搾り、全体を合わせる。
●冬野菜のみずみずしさと、素材のもつおいしさを生かすためにサラッと調理をして、長時間火を入れすぎないことがポイント。うまみの強い食材を組み合わせて、風味豊かに仕上げます。
このレシピをつくった人
三國 清三さん
全国でレストランやカフェを展開するほか、食育など多方面で活躍。家庭でつくりやすい料理の動画配信も人気。2022年末に37年間続けた東京・四ツ谷の店を閉店。今後新たなスタイルのお店をオープン予定。
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