きょうの料理レシピ
鶏肉と焼き豆腐の治部煮(じぶに)風
金沢で愛される郷土料理。ご当地では鴨肉と特産のすだれ麩(ふ)が使われますが、鶏肉と焼き豆腐でお手軽に。塗りのお椀(わん)に銘々に盛りつければ、ちょっとうれしい冬のごちそう煮物です。
写真: 工藤 雅夫
エネルギー
/170 kcal
*1人分
塩分/2.2 g
*1人分
調理時間
/25分
材料
(4人分)
- ・鶏もも肉 1/2枚
- ・焼き豆腐 1/2丁
- ・にんじん 60g
- ・生しいたけ 4枚
- ・春菊 2株
- 【A】
- ・だし カップ2
- ・酒 大さじ3
- ・砂糖 大さじ3
- ・しょうゆ 大さじ3
- ・みりん 大さじ2
- ・おろしわさび 少々
- ・小麦粉 適量
つくり方
1
鶏肉は余分な皮と脂を取り、4枚にそぎ切りにする。焼き豆腐は細かく包丁を動かして切り、4等分にする。
! ポイント
焼き豆腐は包丁を左右に細かく動かして断面が細かく波打つように切る「さざなみ切り」に。見た目も、味のしみもよくなる。
2
にんじんは皮をむき、7mm厚さの輪切りにする。しいたけは固く絞ったぬれ布巾でかさを拭き、軸を切り落とす。かさの裏に十文字のしのび包丁(隠し包丁)を入れる。それぞれサッとゆでて水にさらし、水けをきる。春菊はサッとゆでて水にさらし、水けを絞って5cm長さに切る。
3
鍋に【A】を入れて煮立て、鶏肉に小麦粉をはたいて加える。中火で2~3分間煮て取り出す。
! ポイント
鶏肉は煮続けると堅くなるので一度取り出し、鶏のうまみが出た煮汁で他の具材を煮る。
4
焼き豆腐としいたけ、にんじんを入れて5~6分間煮る。鶏肉を戻してさらに3~4分間煮る。
5
器に4を盛り、春菊を煮汁に浸して盛りつける。煮汁をはり、わさびを添える。
きょうの料理レシピ
2017/11/06
秋の煮物はこれで決まり!
このレシピをつくった人
鈴木 登紀子さん
(1924~2020)青森県生まれ。都内で料理教室を主宰。本格懐石から毎日の惣菜まで、味わい深く凛とした盛りつけの和食を伝える第一人者。テレビのバラエティー番組でも活躍。
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