梅じょうゆ
初めての梅仕事は、梅じょうゆがおすすめです。しょうゆに梅の香りがほのかに移り、何に使ってもよく合います。梅を冷凍しておくと、途中で足して使い続けられ便利です。
写真: 鍋島 徳恭
つくり方
清潔な密閉瓶に青梅を入れ、清潔なガーゼまたは厚手の紙タオルをのせてしょうゆを注ぐ。冷蔵庫で10日~2週間ほどおく。
梅が沈んだら紙タオルを取り除き、そのまま冷蔵庫で保存する。しょうゆを足しながら使い、酸味がうすくなったら、あれば冷凍青梅1~2コを足すとよい。しょうゆがしみた梅は取り出して刻み、おにぎりの具などにしてもよい。
冷凍青梅は、梅ジュース参照。
【保存】
冷蔵庫で約1年間。
【道具のこと】
「ホウロウ容器」
ホウロウの容器は酸や塩に強いので、保存食づくりには欠かせない。特に口径が30cm以上あるものは、素材を洗ったり、水につけたりなどの下準備に重宝する。また、漬物用のおもしがない場合は、ホウロウ容器にビー玉などを入れて代用するとよい。重さの調節が簡単で、場所をとらない。
「ガラスの保存瓶」
密閉して冷蔵庫で長くおくのに便利。ふたもガラス素材のものは、塩や酸が強いものでもサビる心配がない。
※どちらもきれいに洗い、乾いた布でしっかり水けを拭き取ってから使う。
【梅】
梅ジュースには南高梅を、カリカリ梅には実のしまった青梅を使用。どちらも大粒で香りがよく、みずみずしいものを。「青果店や生産者の方に、仕上がりや熟し具合を積極的に聞き、選んでください」(松田さん)
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このレシピをつくった人
松田 美智子さん
都内で料理教室を主宰。惣菜からもてなし料理、保存食まで、和洋中のジャンルを超えて幅広く指導。鍋料理の本も執筆。テーブルウェアの開発などにも携わる。
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