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きょうの料理レシピ

賀茂なすと豚肉のリゾット

米や豚肉の存在感に負けない、賀茂なすの甘さとコクが楽しめます。しょうが汁を加えることで、さっぱりします。

賀茂なすと豚肉のリゾット

写真: ハリー 中西

エネルギー /360 kcal

*1人分

調理時間 /15分

*豚肉を冷蔵庫に入れる時間、賀茂なすを水につける時間は除く。

材料

(2人分)

・冷やご飯 120g
*堅めに炊いたご飯でもよい。
・賀茂なす 1/2コ
*なければ普通のなすでよい。
・豚ひき肉 (粗びき) 100g
・にんにく 2かけ
・チキンスープ カップ1
*市販のものを2倍量に薄める。
・エクストラバージンオリーブ油 大さじ2
・パルメザンチーズ (すりおろす) 適量
・しょうが汁 適量
・花穂じそ (あれば) 1/2パック
・塩

つくり方

1

豚ひき肉に約1%の塩をし、よく混ぜて約1時間冷蔵庫に入れておく。賀茂なすは皮をむいて1cm角に切って、薄い塩水(約0.5%)に約30分間つけておく。にんにくは、薄皮をむいて縦半分に切り、芯を取る。チキンスープは、温めておく。

! ポイント

肉は先に塩をしておくと、味がしっかり入るとともに、肉がしまる。

2

フライパンにエクストラバージンオリーブ油、1のにんにくを入れて火にかけ、十分に香りがたったら、にんにくを取り出す。豚ひき肉を加え、強火でしっかりといためる。十分に脂が出てきたら、水けをきった賀茂なすを加え、さらにいためる。

! ポイント

肉から出た脂をなすにしっかりと吸わせながらいためる。

3

賀茂なすと豚肉がよくなじんだら、温めたチキンスープを加えて沸騰させる。味をみて、薄いようなら塩で調える。

4

沸いているところに冷やご飯を加えて、水分がほとんどなくなるまで煮る。火を止め、パルメザンチーズ、しょうが汁を加えてよくあえる。

! ポイント

リゾットは通常生の米を使うが、水分の吸わせ方が難しい。堅めのご飯を使えばつくりやすい。

5

器に盛り、ちぎった花穂じそを散らす。

全体備考

【賀茂なす】
水に恵まれた上賀茂地区などで栽培される。大きくてボリュームのある丸形と、深い紫色が特徴。皮が柔らかく、肉質はち蜜でずっしりと重い。6月~9月ごろに最盛期を迎える。

賀茂なすは、肉質が詰まっていて煮くずれしにくいこと、油との相性がよいことから、京都では揚げ出しなどに用いられる。賀茂なすと豚肉をしょうがあんでとじる料理があるように、豚肉とも非常によく合うので、その組み合わせをリゾットにも。歯ごたえと甘みのある賀茂なすが、うまみをもたらせる。

きょうの料理レシピ
2006/07/27 料理今むかし

このレシピをつくった人

笹島 保弘

笹島 保弘さん

京都のイタリア料理店のシェフ。関西のイタリア料理店数軒で修業した後、京都市内にイタリア料理店を開店。正統派イタリア料理と京都の食材を組み合わせたメニューで人気を博している。

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