チーズケーキ
クリームチーズに粉チーズを混ぜて、チーズの味わいを深めたレシピ。松の実を散らしたイタリア風。
写真: 広瀬 貴子
*全量
*タルト生地をねかせる時間は除く。
材料
(直径21cm×高さ2.5cmのタルト型1台分)
- 【タルト生地】
- ・バター (食塩不使用) 75g
- ・グラニュー糖 50g
- ・卵 1/2コ
- ・薄力粉 140g
- ・強力粉 10g
- 【チーズ生地】
- ・クリームチーズ 200g
- 【A】
- ・卵白 2コ分
- ・グラニュー糖 45g
- 【B】
- ・卵黄 2コ分
- ・グラニュー糖 45g
- 【C】
- ・バター (食塩不使用) 50g
- ・粉チーズ 大さじ5(20g)
- ・生クリーム 大さじ2
- ・レモン汁 大さじ1
- ・レモンの皮 (すりおろす) 1/2コ分
- *できれば無農薬のもの。
- ・松の実 大さじ3
- ・強力粉
- *打ち粉用。
下ごしらえ・準備
タルト生地をつくる前に
1 バターは室温に戻す。
2 薄力粉と強力粉は合わせてふるう。
チーズ生地をつくる前に
3 クリームチーズとバターは室温に戻す。
4 オーブンは180℃に温めておく。
つくり方
ボウルにバターを入れて泡立て器で柔らかく練り、グラニュー糖を加えて白っぽくなるまで混ぜる。
溶いた卵を加えてよく混ぜ合わせる。
別のボウルに粉類を入れ、中央に2を入れる。周りから粉を寄せるようにして、ザックリと混ぜ、大きめのそぼろ状にする。
3をラップで包み、四角形に形を整えて、平らにする。そのまま冷蔵庫で約6時間ねかせる。
打ち粉用の強力粉をめん棒と作業台にふり、4の生地をのせてめん棒でのす。薄めにのしたら、半分に折り重ねる。これを3~4回繰り返す。
生地が柔らかくなってきたら、4~5mm厚さの、タルト型より一回り大きい円形にのばす。めん棒に巻きつけて持ち上げ、タルト型にかぶせる。
型の縁まで生地が行き渡るように、生地を指で押さえる。
型からはみ出た余分な生地をナイフで切り取る。冷蔵庫に入れ、冷やしておく。
クリームチーズは泡立て器か、木べらで柔らかく練る。
【A】の卵白を別のボウルに入れて泡立てる。全体が白く泡立ってきたら、【A】のグラニュー糖の半量を加える。さらに大きく泡立てたら、残りのグラニュー糖を加えて泡立て、しっかりとしたメレンゲにする。
きめ細かくしっかりしたメレンゲをつくる。粉類が入らないチーズケーキをふんわりとした食感にするのは、メレンゲの力。きめ細かく、しっかり泡立てましょう。焼いている最中は、こんもりと盛り上がり、焼き上がってから冷めるにしたがって、平らに落ち着きます。
また別のボウルに【B】の卵黄とグラニュー糖を入れ、湯せんにかけながら、もったりとするまで泡立て器で混ぜる。
9のクリームチーズに【C】の小さくちぎったバター、粉チーズ、生クリーム、レモン汁、11、レモンの皮を1つずつ順に加え、そのつどよく混ぜ合わせる。
12に10のメレンゲを加える。底から大きく返すようにして、手早く混ぜる。
8のタルト型を冷蔵庫から出し、13の【チーズ生地】を流し入れる。パレットナイフなどで生地を平らにならす。
松の実をまんべんなく散らし、180℃に予熱したオーブンで約20分間焼く。表面が色づいてきたら、中央に直径約12cmの穴をあけたアルミ箔をかぶせて、さらに10分間焼く。
15をオーブンから取り出し、冷ます。粗熱が取れたら型をはずす。
【メモ】
翌日は味がなじんで、よりおいしくなる。
冷蔵庫で3日間は保存可能。
このレシピをつくった人
鮫島 正樹さん
ヨーロッパ家庭料理をベースとした、身体にやさしく、つくりやすいレシピを提案、自ら日々、実践している。エレガントなヨーロッパ伝統菓子も得意とする。メニュー開発分野でも長年、活動。
フード アート アンド デザイン シィ(東京都)
近著に「サメジマ式シニアごはん」(NHK出版)。
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