いちごのブッセ
子供の手でも持ちやすく、おやつにも、しゃれたティータイムにもぴったりの、愛らしいお菓子です。
写真: 浮田 輝雄
*1コ分
材料
(10コ分)
- 【スポンジ生地】
- ・卵黄 3コ分
- ・卵白 4コ分
- ・グラニュー糖 90g
- 【A】
- ・薄力粉 50g
- ・アーモンドパウダー 25g
- ・粉砂糖 40g
- 【仕上げ用】
- ・いちご 10コ
- ・生クリーム 200ml
- ・グラニュー糖 大さじ1
下ごしらえ・準備
1 卵黄と卵白は常温にしておく。
2 薄力粉とアーモンドパウダーを合わせてふるっておく。
3 オーブンの天板にオーブン用の紙を敷く。
4 オーブンを180℃に温める。
つくり方
ボウルに卵黄を入れて溶き、グラニュー糖の半量を入れて、グラニュー糖が溶けるまですり混ぜる。
大きめのボウルに卵白を入れ、ハンドミキサーで泡立ててメレンゲをつくる。全体が白く泡立ったら、残りのグラニュー糖を加え、さらに泡立てる。ハンドミキサーを持ち上げたとき、ピンとツノが立つくらいまで堅く泡立てる。
2のボウルに1を流し入れる。ゴムべらを生地の底に差し込んではすくい上げ、左手でボウルを少しずつ回して位置を変えていくと、自然に卵黄がメレンゲになじんでいく。
ふるった粉類を表面全体に散らすように入れ、3と同様、底から大きくすくい上げるようにして混ぜる。これで【スポンジ生地】の準備ができた。
直径1cmの丸い口金をつけた絞り出し袋に4を入れ、天板に直径6cm程度に絞る。少しずつ上に持ち上げる気持ちで、厚さ約1cmにする。焼くとふくらむので、隣と約2cm離す。
茶こしに粉砂糖を入れ、生地の表面にたっぷりとふる。5分間ほどそのままにし、生地の水分で粉砂糖が溶けたら、再び粉砂糖をたっぷりとふる。180℃のオーブンに入れ、10~12分間焼く。
一度に焼ける数は天板の大きさによる。最初の生地が焼き上がったら、新たにオーブン用の紙を敷き、生地を絞って焼く、を繰り返し、全部で20枚つくる。
焼き上がったら、オーブン用の紙ごと木のまな板や網の上に移して冷ます。冷めるとスポンジの表面がしっかりとし、紙からはがれやすくなる。
いちごは洗ってヘタを取り、縦3等分に切る。ボウルに生クリームを入れてグラニュー糖を加え、氷水にあてながら八分立て(泡立て器の中に入ったクリームが落ちない程度)に泡立てる。
スポンジ10枚を裏返して置き、中央に8の生クリームを等分に絞り出す。いちごを1コ分ずつ置き、残りのスポンジではさむ。
●卵白をしっかり泡立てる
フワフワで、しかも弾力のあるスポンジが決め手のこのお菓子。弾力は卵白を1コ分多くしたことによるもの。フワフワ加減は卵白の泡立てしだい。ピンとツノが立つまで泡立てることが大切で、ツノの先が垂れ下がる程度では足りないため、ハンドミキサーがあると便利。卵白を泡立てるとき砂糖を最初から入れると、泡立つのに時間がかかる。液状の卵白がなくなってから加えること。
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このレシピをつくった人
上田 悦子さん
神戸市内で30年以上お菓子教室を主宰し、洋菓子店をもつ。新しい素材を使ったお菓子や、基本のお菓子をよりおいしく進化させる研究も欠かさない。
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