ペペロンチーノ
にんにく、オリーブ油、赤とうがらしのシンプルパスタ。オリーブ油ににんにくのうまみと香りをしっかりと移すことがコツで、パスタの基本です。
写真: 大山 克巳
*1人分
材料
(2人分)
- ・スパゲッティ (1.4mm) 160g
- *フェデリーニの名前でも販売されている。
- ・にんにく 1かけ
- ・赤とうがらし (小) 3本
- ・イタリアンパセリ (小) 1本
- ・エクストラバージンオリーブ油
- ・塩
- ・こしょう
下ごしらえ・準備
1 にんにくはみじん切りにする(大さじ1が目安)。すぐ使わない場合はオリーブ油に浸しておく。
2 赤とうがらしは種を取って粗くちぎる。
3 イタリアンパセリはみじん切りにする(大さじ3が目安)。
つくり方
最初にスパゲッティをゆではじめる。フライパンにオリーブ油大さじ4とにんにく、赤とうがらしを入れ、中火にかける。沸騰してジュワーッと泡立ってきたら弱火にし、焦がさないように時々フライパンを揺すりながら、じっくりといためる。
熱い油ににんにくを入れるとすぐに焦げてしまう。
にんにくがきつね色になってきたら、手早く半量を網じゃくしで取り出す。
取り出した揚げにんにくは、仕上げにふりかけるので、油をきっておく。
パセリのみじん切り大さじ2を加え、いったん火を止めてスパゲッティのゆで汁大さじ2を加え、それ以上にんにくが焦げないようにする。
再び中火にかけてトロッとするまで少し煮詰める。
オリーブ油とゆで汁がなじんで乳化すると、トロッとする。これによって油っぽくならない。
ゆで上がったスパゲッティの湯をきって加える。よくあえてフライパンの中の汁けをからめたら、味を見て塩、こしょうで調える。器に盛り、2の揚げにんにく、残りのパセリのみじん切りを散らす。
水分が足りなければ、スパゲッティのゆで汁適量を加える。
《スパゲッティのゆで方の基本》
1. たっぷり湯を沸かし、塩を入れる。
湯は、ゆでるパスタの10倍以上の量(100gで1リットル以上)が目安。湯が沸騰したら1%の塩(水1リットルなら10g)を入れる。この塩で下味をつけ、コシをだす。
2. パスタを入れる。
放射状にしてくっつかないように入れ、湯に沈める。タイマーを袋の表示時間より1~2分間短くセットする。
3. 再び沸騰するまで混ぜる。
ゆではじめのころはくっつきやすいので、全体を混ぜてくっつかないようにする。沸騰したら火を弱めて、フツフツと静かに沸いている程度の火加減にする。
4. ゆで加減を確認する。
表示時間の1~2分前にセットしたタイマーが鳴ったら、1本取って指先でつぶすか、食べてみて、針くらいの芯が残っている程度だったら、ちょうどよいゆで加減。
5. ざるに上げる。
パスタをざるに上げて湯をきる。このとき、ゆで汁はソースの濃度を加減するのに使うので、捨ててしまわずにとっておく。
このレシピをつくった人
片岡 護さん
東京・西麻布にあるイタリア料理店のシェフ。イタリア料理ブームの火付け役で気軽につくれるレシピには定評がある。今では、イタリア料理はもちろんのこと、食育から介護に関する料理まで、「食」を考え、伝える活動をしている。
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