さんまの塩焼き
塩をふって焼くだけ、とはいえコツを押さえて下ごしらえをし、焼いたものは味もまた格別。大根おろしを添えてさっぱりと。
写真: 鈴木 雅也
*1人分
材料
(4人分)
- ・さんま 4匹
- ・大根 150g
- ・塩
- ・酢 大さじ1
下ごしらえ・準備
大根おろしのつくり方(付け合わせ)
1 大根はすりおろし、ざるにのせて軽く水けをきる。
2 盛る直前に、酢大さじ1を混ぜる。
つくり方
さんまは、包丁の刃先で腹側のウロコを取る。まな板の上に紙を敷いて作業をすると、片づけが簡単になる。
さんまを洗って、紙タオルではさみ、水けをふく。
塩小さじ1を両面にふる。バットにのせたざるに並べて10分間ほどおく。
塩で身のうまみを引き出すとともに、余分な水分を落として臭みを取る。
紙タオルではさんで、出てきた水けをふく。肛門の尾側のところで斜めに2つに切る。
胸ビレのあたりから肛門まで内臓がある。肛門の尾側で切れば、内臓が出てくることがない。
火が通りやすいように、身の厚いところに切り込みを入れる。頭側の半身に2本、尾側の半身に1本が目安。
魚焼きグリル(上火の片面焼き)の下皿に水少々をはり、温めはじめる。5のさんまに塩小さじ1を両面にふる。
魚をのせる前に網を熱しておくと、皮が網にはり付きにくい。
盛りつけるとき(頭が左、腹が手前)に表になるほうを上にして、網に並べる。4匹がのらなければ、2匹ずつ焼く。あとで焼く分には、焼く直前に塩をふる。
焼き網や下火の魚焼きグリルを使うときは、盛り付けるときに表になるほうを下にして焼きはじめる。
中火で5~6分間、おいしそうな焼き色がつくまで焼く。網の目に平行に菜ばしを入れ、少しずつ皮を網からはがしてから、裏返す。
さらに5~6分間焼く。背や腹を押してみて弾力がでていれば火が通っている。器に盛り、大根おろしを添える。
このレシピをつくった人
渡辺 あきこさん
各地に伝わる郷土料理に興味をもち、全国の「母の味」を訪ね歩くことがライフワークに。料理教室やテレビ番組、数々の著書を通して、ほっこりとした家庭料理のレシピを伝え続けている。
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