なすみそ
みそで甘辛く炒めたなすは、ご飯がすすむ常備菜。おいしさアップのコツは下ごしらえ。塩水につけるひと手間で、味も見た目もよくなります。
写真: 野口 健志
*全量(ご飯は除く)
材料
(つくりやすい分量)
- ・なす 3コ(240g)
- ・ごま油 大さじ3
- 【A】
- ・みそ 大さじ3
- ・砂糖 大さじ3
- ・しょうゆ 大さじ1/2
- ・酒 大さじ1
- ・水 大さじ2
- ・青じそ 5枚
- ・ご飯 (温かいもの) 適宜
- ・塩
つくり方
なすはヘタを切り落として四つ割りにし、端から5mm厚さのいちょう切りにする。
1を塩水(水カップ3に塩大さじ1/2の割合)に入れて混ぜ、2~3分間つける。取り出して水でサッと洗い、ざるに上げる。ペーパータオルで水けをよく拭く。青じそはせん切りにする。
塩水(約1.5%)となすは手でサッと混ぜてなじませる。2~3分間たつと、水が茶色っぽくなってくる。
◆塩水につけて変色を防ぎ、油の吸収を抑える◆
切ったなすを放置すると切り口が黒ずんでくる。切ったらすぐに塩水につけて変色を防ぐ。なすに塩水がしみ込むので、炒めたときに油を吸収しにくくなる効果も大。
小さめの鍋(またはフライパン)にごま油を中火で熱し、2のなすを入れて約5分間炒める。
なすがトロリとしたら火を止め、中央にあきをつくって【A】を順に加え、そのつどよく混ぜる。
調味料が混ざったら弱めの中火にかけ、焦がさないよう絶えず混ぜながらなすにからめる。混ぜたとき、底が見えるくらいに煮詰まったら、火を止める。冷めたら、好みで青じそのせん切りを加えて混ぜる(保存する場合は入れない)。器に盛り、好みでご飯にのせて食べる。
●保存
冷めたら、青じそを加えずに清潔な保存容器に入れる。冷蔵庫に入れ、3~4日間を目安に食べきる。
●「なすみそ」活用例
【きゅうりのなすみそのせ】
きゅうり適量は食べやすい長さに切り、縦半分に切る。なすみそ適量をのせ、好みで七味とうがらしをふる。
【なすみそやっこ】
木綿豆腐適量は水けをきり、食べやすく切る。器に盛り、なすみそ適量をのせる。
このレシピをつくった人
藤野 嘉子さん
3人の子育て経験に基づいた、家庭でつくりやすく、素材の持ち味を生かした家庭料理を数多く紹介している。ジャンルを問わず、つくりやすいレシピに定評がある。
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