冷やし中華
よくもみ洗いした中華麺は、コシがあって口当たりもなめらかです。材料を混ぜるだけの簡単手作りだれでぜひ食べてください。
写真: 野口 健志
*1人分
材料
(2人分)
- ・中華麺 (生) 2玉(240g)
- *冷蔵庫から出したばかりのものがよい。
- ・卵 2コ
- 【水溶きかたくり粉】
- ・かたくり粉 大さじ1/2
- ・水 大さじ1/2
- ・ハム 4枚(60g)
- ・きゅうり 1本(100g)
- ・トマト (小) 1コ(100g)
- 【たれ】*つくりやすい分量/残りは密封容器に入れ、冷蔵庫で保存し、約2日間を目安に使いきる。
- ・スープ カップ1
- *顆粒(かりゅう)チキンスープの素(もと)(中国風)を表示どおりに湯で溶く。
- ・酢 大さじ5
- ・しょうゆ 大さじ5
- ・砂糖 大さじ4
- ・ごま油 小さじ2
- ・練りがらし 適宜
- ・塩 少々
- ・サラダ油
つくり方
ボウルに【たれ】の材料を混ぜ合わせ、冷蔵庫で冷やす。
【いきなり麺をゆでるのは×!!】
麺はゆでてから時間がたつと、くっついたり、ブツブツ切れやすくなる。先に【たれ】をつくって冷蔵庫で冷やし、その間に具を準備して、最後に麺をゆでる。
ボウルに卵をよく溶きほぐす。塩少々、よく混ぜた【水溶きかたくり粉】を加えて混ぜる。【水溶きかたくり粉】を加えると、しっとりとした焼き上がりになる。フライパンにサラダ油小さじ1を中火で熱し、卵液の1/2量を薄く流して弱火で焼く。固まって縁が乾いてきたら、菜箸ではがす。向こう側を菜箸と手で持ち上げて返し(やけどに注意)、サッと焼いて取り出す。サラダ油少々を足し、残りの卵液を同様に流して焼き、取り出して冷ます。
きゅうりは斜め薄切りにし、少しずつ重ねながら並べて端からせん切りにする。ハムは半分に切って重ね、せん切りにする。薄焼き卵は4~5cm幅に切って重ね、端からせん切りにする(錦糸卵)。トマトは縦半分に切ってヘタを除き、それぞれを4等分のくし形に切る。トマトは押しつぶさないよう包丁を前後に動かして切る。
【具材を好きな形に切るのは×!!】
麺になじむように細く切るのが基本。見た目がかわいいからと輪切りにしない。ハムや薄焼き卵も細く切る。トマトも角切りでは食べにくい!
鍋にたっぷりの湯を沸かし、中華麺を手でもみほぐし、パラパラと入れる。再び沸騰するまで軽く混ぜる。最初に混ぜておくと麺がくっつかない。麺が常に踊るくらいの火加減にし、袋の表示時間を目安にゆでる。コシを出そうとゆで時間を短めにすると、冷やしたときに食感が悪くなるので注意。
【袋から出した麺をそのままゆでるのは×!!】
ほぐさずにゆでると、麺がくっつく。手でよくもみほぐして入れる。
ざるに上げ、流水をかけて冷ます。ボウルに冷水(あれば氷水)を入れ、ざるごとつける。両手でもむようにして麺を洗って表面のぬめりを取り除く。ざるを引き上げ、手で麺を押して水けをきる。水けが残っていると味がうすくなるので、しっかりきる。
【流水で冷ますだけでは×!!】
しっかりもみ洗いして表面のぬめりを取ると、麺がツルツルになる。洗ったあとの水の濁りは麺がきれいになった証拠。
器に麺を盛り、きゅうり、ハム、トマト、錦糸卵をのせて【たれ】適量を注ぐ。好みで練りがらしを添える。
【使う麺はコレ!】
◆中華麺(生)
弾力があって、独特の色と光沢がある中華麺。冷やし中華や温かいラーメンには生麺を使うのが一般的。
【おなじみのドリンクでたれバリエ】
◆ウーロン茶だれ
スープのかわりに市販のウーロン茶カップ1を入れ、【たれ】の残りの材料を加えて混ぜる。マイルドな風味のさっぱりだれ。
◆豆乳だれ
スープのかわりに豆乳(無調整)カップ1を入れ、【たれ】の残りの材料を加えて混ぜる。まろやかでコクのある味に。好みのごまを加えても。
このレシピをつくった人
菊池 晋作さん
東京都出身。2001年 服部栄養専門学校 入社。中国料理 専門調理師・調理技能士。各メディアへの料理協力多数。独立後、2022年に東京・深川に中国料理店をオープン。
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