きょうの料理ビギナーズレシピ
さわらの幽庵焼き
春の魚を代表するさわらは味にくせがなく、幽庵(あん)焼きにピッタリです。つけ汁に柚子(ゆず)でほんのり香りづけすれば、上品な焼き上がりに。
写真: 野口 健志
エネルギー
/160 kcal
*1人分
調理時間
/15分
材料
(2人分)
- ・さわら (切り身) 2切れ(160g)
- 【つけ汁】
- ・しょうゆ 大さじ3
- ・みりん 大さじ2
- ・柚子 (薄切り) 2枚
- ・大根おろし (軽く水けをきる) 50g
- ・柚子の皮 (すりおろす) 少々
つくり方
【つけ汁】につける
1
バットにしょうゆとみりんを入れて混ぜ合わせ、柚子を加えて【つけ汁】をつくる。
2
1にさわらを入れ、5分間ほどつける。途中で一度上下を返す。
3
2をペーパータオルにのせ、汁けを拭き取る。【つけ汁】はとっておく。
焼く
4
よく温めた魚焼きグリルに3を並べ、両面を7~8分間焼いて火を通す(両面焼きはそのまま、片面焼きは途中で上下を返す)。
盛り付ける
5
大根おろしに柚子の皮を加えて混ぜる。
6
4を器に盛って5を添える。とっておいた【つけ汁】少々を回しかける。
全体備考
◆幽庵焼きQ&A◆
【幽庵焼きとは?】
江戸時代、茶人の幽庵が考案したとされる料理。柚子がよく使われます。
【幽庵焼きに向く魚は?】
ぶりや生ざけなど、どんな魚でもかまいません。切り身の魚なら、下ごしらえがいらないので手軽につくれます。
【なぜ、つけ時間が短いの?】
幽庵焼きのつけ汁は、しょうゆ、みりん、酒でつくるのが一般的ですが、このレシピでは酒を加えず、しょうゆとみりんだけで濃厚な甘辛味のつけ汁をつくります。このため、短い時間でも味がしっかりつきます。逆に長くつけると、味が濃くなりすぎるので注意しましょう(一晩つけると長すぎ)。残ったつけ汁は冷蔵庫で保存し、2回くらい使い回せます。
魚に甘辛味のつけ汁をしみ込ませて焼く幽庵焼きは、和の朝ごはんの定番。じっくりつけ込まなくても、しっかり味のつけ汁なら、短時間で味がつきます。フライパンだと焦げやすいので、魚焼きグリルで。
きょうの料理ビギナーズレシピ
2015/03/02
シェフの充実 朝ごはん
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