切り干し大根の煮物
切り干し大根をもみ洗いして、戻す手間を省きます。7分間電子レンジにかけるだけで、味のよくしみ込んだおふくろの味が完成です!
写真: 岡本 真直
*1人分
材料
(つくりやすい分量/約4人分)
- ・切り干し大根 (乾) 30g
- ・ちくわ (小) 2本(50g)
- ・にんじん 1/2本(80g)
- 【煮汁】
- ・しょうゆ 大さじ2
- ・砂糖 大さじ1
- ・ごま油 大さじ1
- ・水 カップ1
つくり方
切り干し大根は水でサッと洗って軽く水けをきる。ボウルに入れ、水カップ2を注ぎ、水の中でよくもみ洗いする。泡が出てきたら水けをしっかりと絞る。水をかえ、もう1回もんで絞る。もむことで柔らかくなり、味もしみやすくなる。かたまりのまま2~3等分に切る。
ちくわは4~5mm厚さの輪切りにする。にんじんはよく洗い、皮つきのまま4~5mm幅の細切りにする。
《にんじんの細切り》
薄切りしてから少しずつ重ね、端から細く切る。
耐熱ボウルに切り干し大根、ちくわ、にんじんを入れ、【煮汁】の材料を混ぜ合わせてかける。
《煮汁の材料はよく混ぜて》
煮汁の材料は別々に加えず、混ぜて加えたほうが味がむらにならない。特に塩や砂糖などの調味料は、よく混ぜて溶かしてから加える。
菜ばしで全体をよく混ぜて【煮汁】の材料をなじませる。
《切り干し大根は混ぜてから電子レンジに》
電子レンジにかける前に混ぜる場合と混ぜない場合がある。切り干し大根は水分が少ないので、【煮汁】をなじませてからレンジにかけると早く温まって柔らかくなる。
ラップをふんわりとかけ、電子レンジ(600W)に約7分間かける。
取り出してラップを外し、底からすくって上下を返し、よく混ぜる。
新しいラップをぴっちりとかけ、そのまま約10分間おいて蒸らす。ラップを外し、よく混ぜて盛る。
【おふくろの味、成功の秘けつ】
1.味がしみ込みやすい形に切る
電子レンジ調理では、短時間でもよく味がなじむよう食材の切り方を工夫しましょう。特に味のしみ込みにくい根菜は、細切りや小さめの角切りに。繊維に沿って細切りにすると程よく歯応えが残ります。大きめに切るときは繊維と直角に切るとよいでしょう。
2.耐熱ボウルは鍋、耐熱皿はフライパンをイメージして
汁の多い煮物はボウル、きんぴらやしぐれ煮など、炒めたり、煮詰めたりするときは耐熱皿を使います。また、汁を残したいときや、温まりにくい食材にはラップをかけ、煮詰めたいときはラップをかけずに電子レンジにかけます。基本的に、ボウルは鍋、耐熱皿はフライパン、ラップはふたをイメージするとよいでしょう。
3 取り出したら、ぴっちりラップでしっかり蒸らす
じっくり煮含めたり、よく煮詰めたりする料理では、取り出してから"蒸らす"ことで、味をなじませます。蒸らすときは、まだ熱いうちに新しいラップにかけ直すのがポイント。このとき、ラップは透き間なくぴっちりとかけます。水蒸気を内部に閉じ込めることで余熱が強まり、味がよくなじんでおいしくなります。
このレシピをつくった人
小田 真規子さん
健康に配慮した、つくりやすく、おいしい料理に定評がある。料理の基本、つくりおき、一人鍋、おつまみ、冷凍の活用、つくりやすい減塩メニューなど、初心者からシニア向けまで幅広く多種多様に料理を提案。身近な材料を活かした手軽なレシピが人気を集めている。
つくったコメント