さやいんげんと油揚げの煮物
電子レンジ効果でさやいんげんは色よく、程よい歯応えが残ります。おいしさアップのポイントは、ていねいな下ごしらえです。
写真: 岡本 真直
*1人分
材料
(2人分)
- ・さやいんげん 100g
- ・塩 小さじ1
- ・油揚げ 1/2枚(20g)
- ・昆布 2cm
- 【煮汁】
- ・みりん 大さじ2
- ・しょうゆ 大さじ1
- ・水 カップ1/2
つくり方
さやいんげんはヘタの部分を切り落とし、長さを半分に切る。ボウルに入れ、塩をふって約1分間もみ、水でサッと洗って水けをきる。
《塩で味をしみやすくする》
短時間で仕上げる電子レンジ調理では味がしみ込みにくいことも。塩をまぶして表面を柔らかくしておくと、調味料がなじみやすくなる。
ボウルにぬるま湯を入れ、油揚げを入れてもみ洗いをして余分な油を除く。水けを絞り、5mm幅の細切りにする。
耐熱ボウルにさやいんげん、油揚げを入れる。昆布は水にサッとくぐらせ、キッチンばさみで細く切りながら耐熱ボウルに入れる。
【煮汁】の材料を混ぜ合わせ、3に回しかける。
ラップをふんわりとかけ、電子レンジ(600W)に約5分間かける。
取り出してラップを外し、大きめのスプーンなどで上下を返し、【煮汁】を全体に行き渡らせながらよく混ぜる。
【電子レンジ煮物をおいしくする3つのポイント】
1.野菜は下、肉は上でドーナツ形!
汁けの多い煮物は、基本的に耐熱ボウルを使用します。電子レンジでは、ボウルの下よりは、中央よりは外側が温まりやすいので、すぐに柔らかくなる野菜を下にし、肉は中央をあけてドーナツ形に。汁の量は普通の煮物よりずっと少なめです。
2.汁だくはラップあり。煮詰めるときはラップなし
一口に煮物といっても、いろいろなタイプがあります。汁を多めに残して仕上げる煮物をつくるときは、ラップをかけて水分の蒸発を防ぎます。逆に、汁を煮詰めるときはラップをかけずに電子レンジにかけます。
3.取り出したら、よく混ぜる。混ぜ終わりができ上がり!
食材が温まった段階で取り出し、混ぜながら味をしみ込ませるのが電子レンジ煮物のコツ。混ぜているうちにも余熱で温まり、煮汁もトロリとしてきて、見た目にもしっかり煮込んだようになります。電子レンジ調理では、混ぜ終わりができ上がりです。
【電子レンジ料理をおいしく味わうコツは?】
できたてを味わうのが一番です。
冷めてしまった料理の温めに重宝する電子レンジですが、電子レンジでつくった料理を温め直すと、食感などが変化しておいしさが半減してしまうこともあります。電子レンジ料理は、できるだけ食べる直前につくって、できたてを味わうのがよりおいしく食べるコツです。
このレシピをつくった人
小田 真規子さん
健康に配慮した、つくりやすく、おいしい料理に定評がある。料理の基本、つくりおき、一人鍋、おつまみ、冷凍の活用、つくりやすい減塩メニューなど、初心者からシニア向けまで幅広く多種多様に料理を提案。身近な材料を活かした手軽なレシピが人気を集めている。
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