ひじきの戻し方
ひじきはしょうゆ味の煮物が定番ですが、塩味やみそ味にもよく合います。油との相性がよく、イタリア風にアレンジしたり、卵焼きに入れるのもおすすめ。
写真: 野口 健志
材料
- ・ひじき (乾物) 適量
つくり方
ひじきはたっぷりの水でサッと洗い、手ですくってざるに上げ、水けをきる。
ボウルに入れ、たっぷりの水を注ぎ、袋の表示時間(20~30分間)おいて戻す。
ふくらんでかさが増え、水が茶色っぽくなってくる。
目の細かいざるに上げ、サッと洗って水けをよくきる。
長ひじきも、芽ひじきも、太くなり、赤みがかった茶褐色に。重さは5~6倍になる。長ひじきは、水けをきって、食べやすい長さに切る。
【特徴】
◆長ひじきと芽ひじきがあります◆
北海道南部から九州まで、各地の海岸の岩礁に生える海藻です。ゆでたり、蒸したりしてから乾燥させます。「長(なが)ひじき」と「芽(め) ひじき」がありますが、これは種類の違いではなく、部分による分類。茎の部分を加工したのが「長ひじき」、先端の細い部分(芽)だけを集めたものが「芽ひじき」です。長ひじきは歯ごたえがあり、風味が強いのが特徴。芽ひじきは柔らかく、やさしい風味があります。
【選び方】
◆ピンとしているものを◆
長ひじきと芽ひじきでは、食感や味わいが異なるので、好みで選びます。いずれも、黒色で色ムラがなく、よく乾燥してピンとしているもの、大きさのそろっているものがよいでしょう。
【保存法】
◆密封して冷暗所に◆
常温で保存できます。開封後は、湿気が入らないようジッパー付きの保存袋に入れ、冷暗所で保存します。袋ごと保存するのがおすすめです。保存期間は表示を目安に。
【調理のポイント】
◆炒めて水けをとばします◆
戻したひじきは、炒めることで水けがとび、調味料などがなじみやすくなります。風味がよくなり、コクも出ておいしさがアップします。
ひじきは種類や加工法などによって、戻す時間が異なるので、袋などの表示で確認すること。戻しすぎると歯ごたえがなくなり、ドロドロになるので注意しましょう。また、ざるに入れたまま戻すと、穴に刺さったひじきが抜けなくなるので、気をつけて。
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