ジンジャーパンナコッタ
シナモン・オレンジ・バニラのエキゾチックな香りのあとに、しょうがのほのかな後味が口の中に残ります。
写真: 馬場 敬子
*1コ分
*冷やし固める時間は除く
材料
(約85mlのグラス3~4コ分)
- ・牛乳 110ml
- ・生クリーム (乳脂肪分45%) カップ1
- *使う直前まで冷蔵庫に入れておく
- ・バニラビーンズ 1/6本
- ・オレンジの皮 (国産) 1/3コ分
- ・レモンの皮 (国産) 1/3コ分
- ・しょうが (皮をむいたもの) 8g
- ・シナモンスティック (小) 1本
- ・グラニュー糖 27g
- ・板ゼラチン 3g
つくり方
ゼラチンは2gまではかったら、約8mm幅の細切りにして足していき、なるべく3.0gちょうどになるようにはかる。氷水につけてふやかしておく。
鍋に牛乳を入れる。バニラビーンズを縦に裂き、中身をこそげ入れたら、さやも加える。
オレンジとレモンは表面をよく洗う。牛乳の上で、白い部分が入らないように、薄く皮をナイフでむいて加える。
しょうがは3mm厚さに切り、シナモンスティックは粗く割る。3の鍋に加え、中火で温める。
沸騰直前で火を弱め、冷やしておいた生クリームを加える。
沸騰したら、火を止めてふたをする。香りが十分に移るまで10~15分間蒸らす。
グラニュー糖を加え、混ぜて溶かす。次に1のゼラチンの水けを絞って加え、余熱で溶かす。
7をこす。こし器に残った材料をゴムべらで押して、クリームを残さずボウルに入れる。
8のボウルの底を氷水にあてて、時々ゴムべらで混ぜながら冷やし、とろみがついたら器に注ぐ。冷蔵庫で約4時間冷やし固める。
かんきつ類の皮は、牛乳の上で薄くナイフでむき、飛び散るエキスも牛乳の中へ入れます。ふたをして蒸らす時間は、ゆっくり10~15分間はとり、十分に香りが移っているか確認しましょう。
生クリームは室温に出しておくと水分と脂肪分に分離します。脂肪分が冷えて固まると、食べたときにざらつくので、生クリームは使う直前まで冷蔵庫に入れておきましょう。
このレシピをつくった人
小嶋 ルミさん
都内で洋菓子店、お菓子教室を経営。日本の女性パティシエの草分け的存在。シンプルで本物の味、心温まる味を追求したお菓子が評判。
中国語の本も多数出版され、中国のお菓子愛好家の間でも広く知れ渡る。最近では、中国人やタイ人を対象に、日本の菓子づくり教室も開催している。
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