キャベツのスープ
【滋味を味わう“禅寺ごはん”】食材のもち味を生かすために、味つけはごくうす味にします。野菜本来の自然な甘さにホッとするスープです。
写真: 蛭子 真
*1人分
*1人分
材料
(2~3人分)
つくり方
キャベツは芯をくりぬき、外葉から7枚外す。芯はキャベツの芯の塩こうじ漬けに使うので、とっておく。
キャベツの外葉は色が濃い部分を切り落とし、下側をザク切りにする。残りの葉もザク切りにする。えのきだけは根元の色がついている部分を薄くそぎ、3cm長さに切る。じゃがいもは芽があれば取り、皮ごと1~2mm厚さの薄切りにする。赤とうがらしは小口切りにする。
フライパンにオリーブ油を熱し、赤とうがらしを加えて弱火で炒める。香りがたったらじゃがいもを加えて中火にし、キャベツ、えのきだけを加えて、じゃがいもに焼き色がつくまで炒める。昆布だしカップ1+1/2を加え、ふたをしないで5分間ほど煮て火を止める。
3の粗熱が取れたらミキサーに入れ、豆腐を加えてなめらかになるまでかくはんする。鍋に移し、昆布だしカップ1を加えて熱し、塩・黒こしょうで味を調える。
ミキサーに残ったら、昆布だしを入れ、かくはんして鍋に加えるとよい。
別の鍋に揚げ油を熱してじゃがいもの皮を素揚げし、器に盛った4にのせる。
【昆布だしのとり方】
材料(5リットル分)
昆布(15×20cm)…2枚
鍋に5リットルの水を入れ、昆布をつけて3時間ほどおく。弱めの中火にかけ、沸騰する直前にふたをして火を止め、1日間おく。
冷蔵庫で3日間ほど保存可能。
昆布は新じゃがいものコロッケに使うのでとっておく。
◆こちらのレシピも参考に◆
新じゃがいものコロッケ
キャベツの芯の塩こうじ漬け
このレシピをつくった人
吉村 昇洋さん
広島県の曹洞宗八屋山普門寺・副住職。臨床心理士。相愛大学非常勤講師。曹洞宗大本山永平寺での修行生活の中で、調理を行う「大庫院」に所属。現在は精進料理教室を主宰。また、「料理僧三人衆」の一人として食を通じて仏教を伝える活動に励む。
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