きょうの料理レシピ
春菊とせりの朝地あえ
切りごまを使ったあえ物を「朝地あえ」と呼びます。春菊とせり、それぞれの香りと苦味を生かして、春ならではの味に仕上げましょう。
写真: 工藤 雅夫
エネルギー
/70 kcal
*1人分
塩分/0.9 g
*1人分
調理時間
/10分
材料
(2~3人分)
- ・春菊 1ワ(150g)
- ・せり 1ワ(70g)
- ・白ごま 大さじ3
- 【A】
- ・だし 大さじ1
- ・しょうゆ 小さじ2
- ・塩 少々
- ・しょうゆ 小さじ1
つくり方
1
切りごまをつくる。まな板の上に乾いた布巾を置き、中央にごまをのせる。布巾の縁ではさむようにして両手で包丁を持ち、刃元側を動かしながらごまを刻む。時々布巾ごと持ち上げてごまを中央に寄せると刻みやすい。
! ポイント
こうすれば、ごまが飛び散ることなく、効率よく刻める。
2
春菊は塩を加えた湯でサッとゆで、氷水にとる。手で絞ってしっかりと水けをきる。
3
せりは1本を手でたたいて柔らかくしてから、束の根元を結ぶ。春菊と同様にゆでて氷水にとり、水けを絞る。
! ポイント
せりは根元を結んでおくと、湯の中で形が乱れず、きれいにゆでられる。風味が大切なので、ゆですぎないこと。
4
2、3を2cm長さに切って布巾にのせ、布巾ごと固く絞って水けをしっかりときる。
! ポイント
これくらい短めが食べやすい長さ。
5
布巾を台に軽くたたきつけてほしてからバットに広げ、しょうゆをふる。
! ポイント
少量のしょうゆをふって下味をつけることを「ふり味」、または「しょうゆ洗い」という。
6
ボウルに切りごまと【A】を入れてよく混ぜ、5を加えてサッとあえ、器に盛る。
全体備考
【朝地あえ】
「浅茅(あさじ)あえ」とも書き、切りごまをまばらに生えた茅(ちがや)に見立てたものとも言われる。通常のごまあえよりも、すり鉢でする手間がないので手軽で、味わいも軽やか。
きょうの料理レシピ
2016/03/01
登紀子ばぁばの元気印
このレシピをつくった人
鈴木 登紀子さん
(1924~2020)青森県生まれ。都内で料理教室を主宰。本格懐石から毎日の惣菜まで、味わい深く凛とした盛りつけの和食を伝える第一人者。テレビのバラエティー番組でも活躍。
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