きのこちまき
新米のもち米と、秋の味覚のきのこたっぷりのやさしいお味です。ばぁばが子育て中によくつくった人気の一品。
写真: 工藤 雅夫
*全量
*全量
*もち米を水につける時間は除く。
材料
(つくりやすい分量)
- ・もち米 600ml(カップ3)
- ・豚ロース肉 (塊) 100g
- ・干ししいたけ 6枚
- *サッと洗って水につけ、十分に戻しておく。
- ・しめじ 50g
- ・エリンギ 50g
- ・ぎんなん 20コ
- ・固形チキンスープの素(もと) (洋風) 1コ
- 【A】
- ・酒 大さじ3
- ・しょうゆ 大さじ3
- ・砂糖 小さじ2
- ・塩 小さじ1/2
- ・塩 少々
- ・サラダ油
つくり方
もち米はボウルで受けたざるに入れ、流水の下で両手でやさしくもむように洗う。水が澄んだら、水につけて30分間おいて水けをよくきる。
豚肉は1.5cm角に切る。しいたけは軸を除いて水けを絞り、1cm角に切る。しめじは小房に分けて根元を除き、長さを3等分に切る。エリンギは根元を除いて1cm角に切る。ぎんなんは、包丁の背でたたいて殻を割って除き、小鍋に入れてヒタヒタの水、塩を加えて火にかける。ゆでながら穴あき玉じゃくしを当てて転がし、薄皮をむく。取り出して横半分に切る。
ボウルにぬるま湯カップ2+1/2を入れ、固形スープの素をくずしながら加えてよく混ぜる。【A】を加え、さらに混ぜる。
中華鍋(または大きめのフライパン)を中火で熱し、サラダ油大さじ1+1/2を鍋肌によくなじませる。豚肉を軽く炒め、色が変わったら、しいたけ、しめじ、エリンギを加えてサッと炒める。3を加えて強火にし、煮立ったらアクを除いて火を止め、ざるでこしてスープと具を別々のボウルに分ける。
中華鍋をサッと洗って再び火にかけ、サラダ油大さじ2+1/2をなじませる。1のもち米を弱めの中火でよく炒め、4のスープを加えて強火にする。煮立ったら強めの中火にしてよく混ぜ、汁けがほとんどなくなったら4の具を戻し入れる。ぎんなんも加えてよく混ぜ、火を止める。
炒めたもち米に、うまみの詰まったスープを十分に吸わせるのがコツ。
30cm四方に切ったアルミ箔(はく)を3枚用意し、5を3等分にしてのせる。アルミ箔の手前と向こう側の端を合わせて持ち上げ、2、3回トントンと台に落として形を落ち着かせ、合わせ目を向こう側へ折りたたむ。左右の端は三角に折り込む。3つとも同様にし、蒸気の上がった蒸し器に並べ、30分間蒸す。
冷めてもおいしいので、アルミ箔に包んだまま行楽に持っていっても。多めにつくって冷凍しておいてもよいですよ。
このレシピをつくった人
鈴木 登紀子さん
(1924~2020)青森県生まれ。都内で料理教室を主宰。本格懐石から毎日の惣菜まで、味わい深く凛とした盛りつけの和食を伝える第一人者。テレビのバラエティー番組でも活躍。
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