なすの刺身風
旬のなすを冷やして、たっぷりのけんとつまを添えていただきます。さっぱりとした味なので、かなりの量でもペロリと食べられます!
写真: 工藤 雅夫
*1人分
*1人分
*水けをきる時間、冷蔵庫で冷やす時間は除く。
材料
(3~4人分)
- ・なす 5~6コ
- ・きゅうり 1本
- ・わかめ (乾) 50g
- *水で戻して。
- ・ねぎ 1/2本
- ・みょうが 1コ
- ・にんじん 少々
- ・青じそ 3枚
- ・溶きがらし 少々
- ・しょうが (すりおろす) 少々
- ・塩
- ・しょうゆ
つくり方
なすはヘタを切り落とす。大きめの鍋に入れ、たっぷりの水を加えて強火にかける。煮立ったら強めの中火にし、落としぶたをして7~8分間ゆでて、取り出す。
ゆで時間は、季節外れの堅いなすでは数十分かかることも。時間はあくまで目安なので、菜箸ではさんで、ふんわりとした弾力を感じるのを確かめて。
まな板などの上に巻きすの平らな面を下にして広げ、バットなどに傾けてのせる。巻きすに1のなすを均等に並べ、しっかりと巻く(巻きすが小さければ2枚使ってはさむ)。上にもう1枚板をのせ、1~2kgのおもしをのせ、水けをきる。
巻きすは通常は平らな面を内側にして巻くが、ここではでこぼこした面で巻くことで、なすの表面に筋をつける。
巻きすを斜めに傾けておくことでしっかりと水けがきれ、歯ざわりよくおいしく仕上がる。
20~30分間おいて厚みが半分ほどになったら、巻きすを外し、冷蔵庫でよく冷やす。
けんを用意する。きゅうりは両端を落として薄い輪切りにし、3%濃度の塩水に放し、しんなりとしたら水けを固く絞る。わかめは筋を除いて2cm幅に切り、熱湯にくぐらせて冷水にとり、ざるに上げる。ねぎは3~4cm長さに切り、切り目を入れて芯を除き、細いせん切りにする。さらしに包んで流水の下でもみ洗いし、固く絞る。みょうがは縦半分に切って薄切りにする。にんじんは細いせん切りにする。それぞれ氷水にくぐらせて水けをよくきる。
なすは食べやすく斜めに切る。皿の向こう側に4を盛る。手前に青じそを敷いてなすを盛り、溶きがらし、おろししょうが、しょうゆ適量を添える。
このレシピをつくった人
鈴木 登紀子さん
(1924~2020)青森県生まれ。都内で料理教室を主宰。本格懐石から毎日の惣菜まで、味わい深く凛とした盛りつけの和食を伝える第一人者。テレビのバラエティー番組でも活躍。
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