かつおのたたき
けんや、つまをたっぷりと添えたかつおのたたきは、初夏ならでは。大皿に豪快に盛っていただきます。
写真: 工藤 雅夫
*全量
*全量
材料
(つくりやすい分量)
- ・かつお (刺身用) 2節
- *背節400~500g、腹節約350gを各1節。
- ・レモン 1コ
- 【A】
- ・にんにく (すりおろす) 4かけ分
- ・しょうが (すりおろす) 3かけ分
- ・細ねぎ (小口切り) 6本分
- ・わかめ (乾) 50g
- *水で戻して。
- ・赤とさか (塩蔵) 適量
- ・白とさか (塩蔵) 適量
- ・きゅうり 1本
- ・みょうが (縦半分に切ってせん切り) 2コ分
- ・にんじん (せん切り) 4cm長さ縦半分
- ・ねぎ (芯を除き、4cm長さのせん切り) 8cm分
- ・青じそ (縦半分に切る) 2枚分
- ・きゅうり (土台用) 6cm
- ・溶きがらし 適量
- ・にんにく (薄切り) 2かけ分
- ・塩
- ・しょうゆ 適量
つくり方
わかめは筋を除いて2cm幅に切って熱湯にくぐらせ、氷水にとる。赤とさか、白とさかは水で洗い、水につけて塩抜きし、食べやすくちぎる。
きゅうりは薄い輪切りにし、3%濃度の塩水に放し、しんなりしたら水けを堅く絞る。みょうが、にんじん、ねぎはそれぞれ冷水に放してシャキッとさせる。
かつおは血合い(色の濃い、黒ずんだ部分)をきれいに除く。
まな板は、水でぬらして布巾で拭いておく。
皮側を下にして置き、皮の近くに金串を打つ。まず中央に刺し、手元で串を交差させるようにして両端、その中間の順で扇状に5本刺す(末広串)。
末広串を打ったら、手元の交差している部分をしっかりと持つ。こうすると身割れしない。
皮側からガス火にかざしてあぶる。軽く焼き目がついたら、裏返してあぶる。
身の色が白くなったらたっぷりの氷水にとって引き締め、水の中で串を抜く。水けを布巾でしっかり拭いてまな板にのせる。
皮側を手前にして置き、包丁を垂直に当て、手前に引くように5~6mm厚さに切る(引きづくり)。
背節は少し厚め、脂の多い腹節は少し薄めに切るとよい。
レモンを半分に切り、汁をまんべんなく搾りかける。上部に【A】の半量のにんにく、しょうがをペタペタとはるようにのせ、細ねぎをのせる。もう1節も同様にする。
皿に水けをきった1、2を置いて青じそを敷き、8を皮側を手前にして盛る。土台用のきゅうりを3cm長さに切り、三方から包丁を入れて花形に切り、溶きがらしをのせる。薄切りのにんにくも添える。しょうゆをつけて食べる。
このレシピをつくった人
鈴木 登紀子さん
(1924~2020)青森県生まれ。都内で料理教室を主宰。本格懐石から毎日の惣菜まで、味わい深く凛とした盛りつけの和食を伝える第一人者。テレビのバラエティー番組でも活躍。
つくったコメント