かにクリームコロッケ
かにの風味とホワイトソースが溶け合ったぜいたくな味わい。庶民派のコロッケのなかでは別格のメニューです。衣を2度づけしてカリッとさせ、なめらかな中身との違いを楽しみましょう。
写真: 鈴木 雅也
*1コ分
*タネを冷やす時間は除く。
材料
(8コ分)
- ・かに (缶詰) 1缶(110g)
- ・固ゆで卵 2コ
- ・ねぎ 1本
- 【ホワイトソース】
- ・バター 30g
- ・小麦粉 40g
- ・牛乳 カップ3/4
- ・粉ゼラチン 5g
- ・ホットペッパーソース 少々
- 【衣】
- ・小麦粉 適量
- ・パン粉 適量
- 【A】
- ・溶き卵 2コ分
- ・牛乳 大さじ2
- ・パセリ 適量
- 【タルタルソース】
- ・マヨネーズ カップ1/2
- ・たまねぎ (みじん切り) 大さじ2
- ・ピクルス (市販/みじん切り) 大さじ1
- ・パセリ (みじん切り) 大さじ1
- ・バター
- ・塩 少々
- ・こしょう 少々
- ・サラダ油 少々
- ・揚げ油
つくり方
かには身をほぐす。ゆで卵は粗いみじん切りにする。ねぎはみじん切りにし、バター少々でサッと炒める。粉ゼラチンは水大さじ3でふやかしておく。
【ホワイトソース】をつくる。鍋に弱火でバターを溶かし、小麦粉を加えて混ぜながらなじませる。火を止めて冷たい牛乳を注ぎ入れ、泡立て器でなめらかになるまでかき混ぜる。
弱火にかけ、フツフツと煮立ってとろみがついてくるまで、混ぜながら火を通す。
木べらですくっても落ちないくらい、堅めの【ホワイトソース】に仕上げる。
3に1のゼラチンを加えて混ぜ、ホットペッパーソース、塩・こしょう各少々、1の具を加えて混ぜる。バットに広げてラップをし、冷蔵庫で十分に冷やす。
柔らかいクリームコロッケのタネをまとめやすくする決め手は、ゼラチン。タネに加えて冷やすとしっかり固まるので、きれいに成形できます。
4を8等分し、サラダ油少々をつけた手で、俵形に成形する。
小麦粉、混ぜ合わせた【A】、パン粉の順に【衣】をつけ、さらに【A】、パン粉を2度づけする。
【衣】を2度づけすると、揚げている間に中身が溶け出しにくい。
160℃に熱した揚げ油に洗って水けをよく拭いたパセリを入れ、カリッと揚げる。油の温度を180℃に上げ、6を網じゃくしに2コずつのせてそっと沈める。きつね色になるまで1分間ほど揚げ、網じゃくしで静かに引き上げる。残りも同様に揚げる。
形がくずれやすいので、網じゃくしを使って少量ずつ揚げる。
7を器に盛り、【タルタルソース】の材料を混ぜ合わせて添える。
【目指すポイント】
口当たりなめらかに形よく。
このレシピをつくった人
真崎 敏子さん
都内で洋風家庭料理教室を主宰。
イギリス、ドイツに暮らしてその国の本格的な料理を学び、ホテルの製菓部にて修業。主婦が一人で作れる華やかな中にも、味のよいパーティー料理、家庭料理を目指している。
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