きょうの料理レシピ
里芋の煮っころがし
里芋の余分な水分が、蒸してから煮ることで抜け、煮汁をよく吸っておいしく仕上がります。
写真: 鈴木 雅也
エネルギー
/100 kcal
*1人分
調理時間
/35分
*粗熱を取る時間は除く。
材料
(2人分)
- ・里芋 200g
- 【煮汁】
- ・だし カップ2/3
- ・きび糖 大さじ1+1/4
- *または砂糖。
- ・酒 大さじ1
- ・みりん 大さじ1
- ・しょうゆ 大さじ1
- ・柚子(ゆず)の皮 (すりおろす) 適量
つくり方
1
里芋は皮をたわしで洗い、皮付きのまま、蒸気の上がった蒸し器に入れる。竹串がようやく通るくらいになるまで、中火で17~18分間蒸す。
! ポイント
皮をむきやすくするために蒸すので、だいたい火が通ればよい。蒸して皮付きのまま冷蔵庫に入れておけば、4~5日間保存できる。
2
1の粗熱を取り、紙タオルに包んで皮をむく。
! ポイント
紙タオルを使うと、スルッと簡単に皮がむける。
3
鍋に【煮汁】の材料を入れ、温めてきび糖を溶かし、2の里芋を加える。落としぶたをして強火にし、煮立ったら静かに沸騰するくらいの火加減で、里芋を時々転がしながら煮る。
4
【煮汁】が少なくなったら鍋を静かに揺すり、残っている【煮汁】を里芋によくからめる。器によそい、柚子の皮を散らす。
全体備考
【目指すポイント】
中はほっくり、表面にこっくり味をからめる。
【仕上げは転がして】
「煮っころがし」という名のとおり、最後は鍋を揺すって里芋を転がし、まんべんなく味をからめます。つややかな照りもつき、見た目もおいしそうに。
きょうの料理レシピ
2014/10/13
おふくろの味 定番100
このレシピをつくった人
清水 信子さん
(1938~2021)東京生まれ。難しいと思われている日本料理を、時代の移り変わりとともに変わる素材や料理器具に合わせて、より簡単にわかりやすく、手早くつくれるように工夫して伝えた。懐石から惣菜まで、今の時代に合った調理法のおいしいレシピが好評。
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