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きょうの料理レシピ

プリン

昭和の時代、おやつといえば手づくりが主流でした。なかでも子どもたちに大人気だったプリン。そんな昔ながらのシンプルなプリンを紹介します。卵と牛乳のやさしい味わいに、ほろ苦い甘さのカラメルソースが後を引きます。

プリン

写真: 野口 健志

エネルギー /190 kcal

*1コ分

調理時間 /35分

*冷ます時間は除く。

材料

(90ml容量のプリン型4コ分)

・卵 2コ
・牛乳 カップ1+1/4
・砂糖 60g
・バニラオイル 少々
【カラメルソース】
・砂糖 50g
・水 大さじ1
・熱湯 大さじ1~1+1/2
・バター 適量

つくり方

1

プリン型の内側に薄くバターを塗っておく。大きめのボウルに水を入れておく。

2

【カラメルソース】をつくる。鍋に砂糖と水を入れてなじませ、強火にかける。最初はかき混ぜず、少し色づいてきたら弱火にする。あめ色になったら火から下ろし、用意したボウルの水に鍋底をサッとつける。鍋肌から熱湯を少しずつ加え、耐熱性のゴムべらで溶きのばす。固まってきたら、もう一度火にかけてなめらかに溶かす。型に1/4量ずつ、スプーンで流し入れる。

! ポイント

余熱で火が入ると苦みが出るため、鍋底を冷やしてこれ以上温度が上がらないようにする。鍋が熱くなるのでやけどに注意。

3

牛乳の半量と砂糖を耐熱ボウルに入れ、電子レンジ(600W)に1分間かける。砂糖が溶けたら残りの牛乳を混ぜ、バニラオイルを加える。

4

別のボウルに卵を入れ、泡立てないようにほぐす。3を加えて静かに混ぜ合わせ、茶こしでこして2の型に均等に流し入れる。

! ポイント

目の細かいものでこしたほうが、よりなめらかになる。

5

蒸気の上がった蒸し器に並べ、ごく弱火で12~15分間蒸す。ふたをしたまま冷めるまでおき、余熱で火を通す。

! ポイント

蒸し器の大きさによって、様子を見ながら蒸し時間や火加減を調整する。底にガーゼを敷いておくと、型が安定する。

6

型の内側に竹串を差し込み、表面をグルリと一周させる。型に皿をのせて逆さにし、2~3回軽く振って型から出す。

全体備考

《目指すポイント》
なめらかな口当たりに。

《ごく弱火で蒸せば、すが立たない!》
なめらかに仕上げるには、ごく弱火で蒸すことが肝心。強火で蒸すと、すが立つ原因になります。また、蒸し器の中の温度が上がりすぎてもすが立ちやすいので、ふたに割り箸をはさんで蒸気を逃がしましょう。水滴が落ちないよう、ふたは布巾で包んでおきます。
 

きょうの料理レシピ
2014/09/17 おふくろの味 定番100

このレシピをつくった人

小菅 陽子

小菅 陽子さん

(1951〜2024)ウィーン、スイス、パリで製菓を学び、お菓子教室、料理教室を主宰。 ヨーロッパのお菓子、特に、ウィーンの伝統菓子を得意とした。

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