たこ焼き
フワッとした食感の秘密は、水分が多くてサラサラの生地。だしがしっかりきいて、そのままでも十分おいしいです。
写真: 鈴木 誠一
*1コ分
材料
(約36コ分)
- 【生地】
- ・卵 1コ
- ・特製だし 720ml
- 【特製だし】
- ・昆布 (細く切る) 25g
- ・混合削り節 50g
- *かつお、さば、宗田がつおなどが混ざった削り節。
- ・水 カップ5
- ・小麦粉 (ふるう) 200g
- ・しょうゆ 小さじ2
- ・ゆでだこ 200g
- 【A】
- ・揚げ玉 30g
- ・紅しょうが (みじん切り) 20g
- ・青ねぎ (小口切り) 3本分
- ・ソース 適宜
- *好みのもの。
- ・マヨネーズ 適宜
- ・青のり粉 適宜
- ・削り節 適宜
- ・サラダ油 適量
つくり方
【生地】をつくる。ボウルに卵、【だし】カップ1を入れ、泡立て器で混ぜる。小麦粉を加えて混ぜ、残りの【だし】を少しずつ加えながら混ぜ合わせる。しょうゆを加えて混ぜ、ラップをして5~10分間おく。
【生地】に【だし】としょうゆを、しっかりきかせる。水分が多く、ダマになりやすいので、少しずつだしを加えながら溶く。
ゆでだこは大きめのブツ切りにする。
たこは焼くと2/3ほどの大きさに縮むので、大きめに切る。
たこ焼き器にサラダ油を薄くひき、250℃に熱する。
割り箸の先に紙タオルを巻きつけ、サラダ油を吸わせるとよい。
3にたこを入れ、【生地】を流す。全体に【A】を散らす。
生地はあふれるほどに流し、高温で焼いてパリッと仕上げる。
周囲の生地が固まってきたら、竹串などで生地を切り離す。
まず90度返し、少し焼いてから、さらに90度返して裏返す。丸くなるように何度か返しながら焼く。
あふれた生地をまとめながら返す。
器に盛り、ソースを塗って、マヨネーズをかける。青のり粉、削り節をふる。
ソースとマヨネーズの代わりに、しょうゆにかんきつ類の搾り汁を加えてかけてもよい。何もかけずに【だし】のおいしさを味わっても。
【保存】
「特製だし」は、密封容器に入れ、冷蔵庫で3~4日間保存可能。
◆たこ以外の具を入れて◆
たこ以外の具を入れられるのも、家庭ならではの大きな楽しみ。餅やチーズ、かにかまぼこ、こんにゃくなどを試してみても。溶けやすいモッツァレラチーズは、生地になじんでおすすめです。
【ポイント】生地自体をだしでうまみたっぷりに!
このレシピをつくった人
奥村 彪生さん
(1937~2023)全国の郷土料理から世界各地に伝わる伝統料理まで、幅広く復元・研究した。洒脱な話術で、関西を中心にメディアで活躍し、多くのファンをもつ。日本と中国のめん、ならびに日本食文化史の研究家。
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