手巻きずし
それぞれが好きな具を巻いて食べる!この手軽さが、手巻きずしの魅力です。気のおけない人たちとにぎやかに食べた懐かしの味。
写真: 鈴木 雅也
*1人分
*米をざるに上げておく時間は除く。
材料
(3~4人分)
- 【すし飯】
- ・米 540ml(3合)
- 【すし酢】
- ・米酢 カップ1/3
- ・砂糖 大さじ1+1/2~2
- ・塩 小さじ1+1/2~2
- 【厚焼き卵】
- ・卵 3コ
- ・はちみつ 大さじ1+1/2~2
- ・酒 大さじ1
- ・塩 少々
- 【A】
- ・納豆 (ひき割り) 50g
- ・キムチ (市販/粗みじん切り) 50g
- 【B】
- ・ツナ (缶詰/水煮) 50g
- ・スイートコーン (缶詰/粒) 50g
- ・マヨネーズ 大さじ2+1/2
- 【C】
- ・いか (刺身用/細切り) 75g
- ・たらこ (皮を除く) 75g
- ・青じそ (せん切り) 3枚分
- 【D】
- ・梅干し (正味/塩分18%) 35g
- *1時間うすい塩水につけて塩抜きし、たたく。
- ・削り節 4g
- ・砂糖 小さじ1/2
- ・まぐろ (刺身用/食べやすく切る) 150g
- ・きゅうり (巻きやすい長さに切る) 1本分
- ・アボカド (2~3mm幅に切る) 1/2コ分
- ・レモン汁 少々
- ・スティックチーズ 8本
- ・リーフレタス 適量
- ・青じそ 適量
- ・わさび 適量
- ・焼きのり (全形を半分に切る) 15~20枚
- ・サラダ油
- ・酢
つくり方
米は炊く30~60分前に洗ってざるに上げ、水けをきる。【A】~【D】の材料をそれぞれ混ぜる。そのほかの具も切り、アボカドにレモン汁をふる。具を皿に盛り、ラップをかけておく。
【厚焼き卵】をつくる。ボウルにはちみつを入れ、酒と塩を加えて混ぜる。卵を割りほぐし、カラザを除いて加え、泡立てないように混ぜる。
卵焼き器を中火で熱し、サラダ油適量をなじませる。表面が十分に温まったら弱めの中火にし、卵液の1/3量を流して焼く。
半熟状になったら菜箸で向こうから手前に巻き、向こう側に寄せる。あいた部分にサラダ油をなじませる。
残りの卵液を半量ずつ流して4を繰り返す。まな板にのせて粗熱を取り、長さを半分に切ってから棒状に切る。
鍋に米と水540mlを入れ、ふたをして強火にかける。沸騰したらふたを取り、しゃもじでしっかり混ぜてから表面を平らにならす。泡が中央に寄ってきて、表面の水分がほとんどなくなったらふたをし、ごく弱火にして8~10分間炊く。火を止め、そのまま8分間蒸らす。
沸騰したあと混ぜておくと、均一に熱が入り、ムラなく炊ける。普通のご飯なら12~13分間蒸らすが、すし飯は少し短めに。
ご飯を炊く間に【すし酢】の調味料を合わせておく。
6のご飯をしゃもじでサックリと混ぜる。7を回し入れて切るように混ぜ、ふたをして1分間おく。
余熱で【すし酢】をご飯になじませる。ご飯をバットなどに広げる前に、炊いた鍋の中に【すし酢】を入れて混ぜます。余熱で【すし酢】がよくなじみ、余分な水分もとんで、ご飯がべたつきません。これが、盤台なしでも【すし飯】をおいしく仕上げるコツです。
大きめのバットを酢布巾(水カップ1に酢小さじ1を加えた酢水を吸わせて堅く絞った布巾)で拭き、8を広げる。
酢布巾で拭いたしゃもじで混ぜ、うちわであおいで粗熱を取り、人肌程度にする。
ご飯はむだにかき混ぜず、しゃもじで上下を返すように動かす。こうすると余分な粘りが出ない。
【すし飯】、のりを器に盛る。のりで【すし飯】と好みの具を巻いて食べる。
【すし飯】は冷めないように酢布巾をかけておくとよい。
このレシピをつくった人
清水 信子さん
(1938~2021)東京生まれ。難しいと思われている日本料理を、時代の移り変わりとともに変わる素材や料理器具に合わせて、より簡単にわかりやすく、手早くつくれるように工夫して伝えた。懐石から惣菜まで、今の時代に合った調理法のおいしいレシピが好評。
つくったコメント