包みいなりずし
油揚げに詰める手間がいらない簡単にできるいなりずしです。好みの具材をいろいろ混ぜても楽しめます。
写真: 鈴木 雅也
*1人分
*前日30分(冷ます時間は除く。)当日10分
材料
(4人分)
- ・油揚げ 8枚
- 【A】
- ・だし カップ2
- ・酒 小さじ2
- ・砂糖 60g
- ・しょうゆ 大さじ2
- ・うす口しょうゆ 少々
- 【すし酢】*つくりやすい分量。
- ・米酢 カップ1
- ・砂糖 70g
- ・塩 15g
- ・昆布 (5cm四方) 1枚
- ・ご飯 640g
- *温かいもの
- ・白ごま 大さじ1
つくり方
油揚げは長いほうの一辺を残して三辺を切り落とし、手で切り口からゆっくりと開く。熱湯をかけて油抜きし、水けを絞る。
切り口が開きづらいときは、包丁でゆっくりと切り開く。
大きめの鍋に油揚げを1枚ずつ広げて重ねる。【A】を合わせて注ぎ、落としぶたをして中火にかける。煮立ったら弱火にし、煮汁が半量くらいになったら火から下ろし、そのまま冷ます。
油揚げが浮いてくるようなら、落としぶたをしたまま冷ます。
再び中火にかけ、煮立てる。うす口しょうゆを加えて、煮汁の量が最初の1/4程度になるまでじっくりと煮詰める。冷まして冷蔵庫に入れる。
煮返すことで味がよくなじんで、冷めてもおいしくなる。
【すし酢】をつくる。材料を鍋に合わせて弱火にかけ、砂糖と塩が溶けたら火から下ろす。冷めたら昆布を取り出し、保存瓶に注いで冷蔵庫に入れる。
すし酢は冷蔵庫で約1か月間保存可能。
すし飯をつくる。大きめのボウルにご飯を入れ、4の【すし酢】約大さじ4を回しかける。うちわであおぎながら、手早く切るように混ぜ、白ごまを全体にふる。
油揚げの煮汁をきり、油揚げ1枚の内側を上にして広げる。すし飯の1/8量を俵形に握ってのせる。
四方から対角線上に油揚げをたたんで、すし飯を包む。残りも同様にする。
弁当箱に盛るときは、合わせ目を下にして置く。
このレシピをつくった人
中嶋 貞治さん
東京新宿にある割烹の料理長。北大路魯山人主宰の「星岡茶寮」初代料理長を務めた祖父を持ち、父も料理長人。京都での修業を経て、1980年に「新宿割烹 中嶋」を引き継ぐ。ホテルの日本料理店の調理顧問や料理教室の講師も務め、メディア、各種イベントでも活躍。繊細な味と美しい盛りつけに定評がある。
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