すいか白玉
小玉すいかの器に、赤・白の玉。透明のシロップに泳がせ、涼を呼ぶフルーツポンチに仕立てます。大きさにばらつきがあってもいいので、家族みんなで丸めると楽しいですよ。
写真: 澤井 秀夫
*1人分
*シロップを冷やす時間は除く。
材料
(4人分)
- ・すいか (小玉) 1コ(直径18~20cm)
- 【シロップ】
- ・グラニュー糖 (または砂糖) 60g
- ・水 カップ1
- 【白玉だんご】
- ・白玉粉 100g
- ・水 カップ1/2
- ・砂糖
つくり方
鍋に分量の水を入れて中火で煮立て、グラニュー糖を溶かす。粗熱を取り、冷蔵庫で冷やす。
鍋に湯をたっぷり沸かしておく。ボウルに白玉粉を入れ、水を少しずつ加えながら手でなじませる。
水は一度に加えず、指先を湿らせながら少しずつ加えて堅さを調節。もし、柔らかくなりすぎたら、布巾で包んで水けを取ります。
だいたいまとまったら、4~5分間、折り畳むように練る。ポソポソした生地が、しっとりした耳たぶのようになればOK。直径1.5~2cmに丸め、次々と2の鍋に入れていく。
中火で2~3分間ゆで、白玉が浮き上がってきて1分間ほどたってから、湯をきって冷水にとる。表面のぬめりを落とし、新しい水に移す。
おいしそうにふっくらすれば、ゆで上がり。
すいかは半分よりやや上で、本体(器にする部分)とふたに切り分ける。切り目がギザギザになるようにナイフの刃を入れて中心まで差し込み、ぐるりと一周させる。
刃先からすいかの半径の長さ分をはかり、刃が手に当たる部分をタオルで巻いて、しっかりと持って差し込みます。手を切らないように注意!
ふたを取り、本体の果肉をくりぬき器で直径3cmほどのボール状に抜く。抜いた果肉は砂糖水(水カップ3に砂糖大さじ5程度)に放す。
砂糖水に放すことで、果肉が水っぽくなるのを防ぎます。
途中、2~3度、本体の果肉の表面をスプーンですくって平らにならす(これはジュース用にとっておく)。くりぬき終わったら、残りの果肉もきれいにこそげる。
【白玉だんご】は食べる直前に氷水で冷やす。丸く抜いた果肉は種を除く。水けをきって交互に器に入れ、1の【シロップ】を注ぐ。
こそげた果肉は、種を除いてミキサーにかければ、おいしいすいかジュースに!
このレシピをつくった人
土井 善晴さん
おいしいもの研究所代表。長年にわたる多様な食の経験から、和食文化の伝統を踏まえた一汁一菜を提案。新しい発想で料理を楽しくするきっかけをつくったと評価され、2022年度 文化庁長官表彰に選ばれる。各大学にて教授、講師も務める。
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