トマトとえびの簡単リゾット
トマトの酸味と甘み、チーズのコクが詰まった、うまみたっぷりのリゾット。口当たりのよいトマトと、プリップリのえびがアクセントになります。
写真: 今清水 隆宏
*1人分
材料
(1人分)
- ・トマト 1/2コ(80g)
- ・むきえび 40g
- ・卵白 少々
- ・冷やご飯 60g
- ・豆板醤(トーバンジャン) 小さじ1
- ・パルメザンチーズ (すりおろす) 25g
- ・細ねぎ (小口切り) 適量
- ・塩
- ・小麦粉
- ・エクストラバージンオリーブ油
- ・酒
つくり方
トマトは湯むきをする。ヘタを取り除き、ヘタの反対側に十文字の切り込みを入れる。沸いた湯に入れ、1~2分間したら取り出して氷水にとり、皮をむく。紙タオルなどで水けをしっかり拭く。横半分に切り、スプーンで内側をギリギリまでくりぬき、器にする。くりぬいた部分はとっておく。
えびはボウルに入れ、塩・小麦粉各少々と卵白でもむ。流水でよく洗い、紙タオルで水けをしっかり取る。
フライパンにエクストラバージンオリーブ油大さじ1を熱してえびを炒め、くりぬいたトマトの中身を加えてスプーンでくずしながら炒める。
豆板醤、塩適量を加え、トマトの水分をとばすようにさらに炒める。酒小さじ1~2をふりかける。
水カップ1/2を加え、煮立ったら冷やご飯を入れて煮る。水分がほとんどなくなったら火を止め、チーズを加えて全体を混ぜる。1のトマトの器に盛り、ねぎを散らす。
【笹島さんのトマトの使い】
近年フルーツトマトをはじめ、いろいろな種類が出回っていますが、トマトの魅力は何といっても酸味。甘いだけではなく、酸味とのバランスが大事です。この酸味、種が最も強いので、一般的には湯むきしたときに取り除くことが多いのですが、この部分にはとても多くのアミノ酸が含まれているので、捨てずに料理に使っています。
トマトは加熱すれば水分が抜けて味が凝縮するし、湯むきをすれば口当たりがよくなる。幅広い料理に使えて重宝するので、露地物が出回る今こそ、たくさん買って常備するといいですよ。
このレシピをつくった人
笹島 保弘さん
京都のイタリア料理店のシェフ。関西のイタリア料理店数軒で修業した後、京都市内にイタリア料理店を開店。正統派イタリア料理と京都の食材を組み合わせたメニューで人気を博している。
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