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きょうの料理レシピ

かつおの角煮

生で食べるには筋っぽい端の部分でも、じっくり火を通して角煮にすれば十分においしくできます。ポイントは、少し煮て冷ます作業を数回繰り返しながら、味を含ませこと。日もちがするので常備菜にするも、お茶漬けにするのもオススメ!

かつおの角煮

写真: 南都 礼子

エネルギー /310 kcal

*1人分

調理時間 /60分

*かつおに塩をまぶしておく時間は除く。

材料

(2人分)

・かつお (刺身用/腹側、背側の端) 350g
【煮汁】
・酒 カップ1/2
・しょうゆ 大さじ2
・砂糖 大さじ1
・みりん 大さじ1
・しょうが (せん切り) 20g
・塩 35g
*かつおの重量の10%。
・しょうゆ 大さじ1/2

つくり方

1

かつおは一口大に切る。塩をふり、まんべんなくまぶして20分間おく。

2

鍋に湯を沸かしてかつおを入れ、中火で1分間ほどゆでる。

! ポイント

塩をしたかつおは身が締まっているので、加熱しても身が煮くずれない。

3

すぐに氷水に浸し、余熱で火が通りすぎないように冷ます。

4

フライパンに【煮汁】の材料を合わせ、中火にかける。煮立ったら、水けを拭いたかつおを入れ、しょうがを散らす。

5

アルミ箔(はく)で落としぶたをし、再び煮立ってから2~3分間煮て、火を止めて冷ます。

6

再び中火で煮立て、2~3分間煮て火を止め、冷ます。汁けがほぼ煮詰まるまで、この作業を3~4回繰り返す。仕上げに、しょうゆを加え、器に盛る。

! ポイント

「煮る→火を止めて冷ます」の作業を繰り返すことで、煮汁の味がかつおによくしみ込む。保存する場合は、粗熱を取って密封容器に入れ、ふたはせずに冷蔵庫へ。冷蔵庫の温度まで下がったらふたをし、保存する。2~3日間保存可能。

全体備考

《ココを使う!》
腹側、背側の端。堅い筋があり、生では食べにくい部分を使う。

《角煮用に冷凍保存しておくと便利》
角煮は冷凍したかつおでもおいしくできるので、たたきや刺身を楽しんだあとの残りは冷凍しておくと重宝する。かつおは角切りにしてポリ袋に入れ、かつおの重量の10%の塩を加え、袋の上からもみ込む。空気を抜いて口を結んだら、冷凍庫へ。使うときは自然解凍し、熱湯にくぐらせて氷水に浸し、水けを拭いてから使う。

きょうの料理レシピ
2013/05/01 旬を味わう

このレシピをつくった人

田村 隆

田村 隆さん

(1957~2020) 東京・築地にある日本料理店の三代目。日本各地の食材に精通し、個々の持ち味と特性を調和させた料理をこころがけている。

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