五目ご飯
親しみのある定番のしょうゆ味炊き込みご飯。基本の味つけを覚えれば、好みの具材でアレンジできます。
写真: 野口 健志
*1人分
*米を浸水させる時間、炊く時間は除く。
材料
(3~4人分)
- ・米 360ml(2合)
- ・だし カップ約1
- ・鶏もも肉 80g
- ・にんじん 1/2本(70g)
- ・ごぼう 70g
- ・しめじ 50g
- ・油揚げ 1枚
- 【A】
- ・しょうゆ 大さじ2
- ・みりん 小さじ2
つくり方
米は洗ってざるに上げ、水けをきる。炊飯器の内釜に入れ、水カップ1を加えて20~30分間浸水させる。
必ず浸水は水で。だしだと米の中心まで浸透しません。あとからだしを加えて炊くので、この段階では、水の量は米が浸ればOK。
にんじんは3cm長さの細切りにする。ごぼうは皮をこそげ、3cm長さのささがきにし、すぐ水にさらして水けをきる。しめじは石づきを除き、長さを半分に切って1本ずつほぐす。油揚げは3cm長さ、5mm幅の細切りにする。鶏肉は1cm角に切る。
具は小さめに形をそろえて切ると、火が通りやすいうえ、具材の味が出やすくなります。さらにご飯粒とよくなじみ、一体感が出ます。
1に【A】を入れ、内釜の2合の目盛りまで、だしを注いで、全体をよく混ぜる。
しっかり混ぜて、味のムラを防ぎます。
鶏肉をほぐしながら散らし、残りの具材を偏らないように全体にのせ、すぐに炊き始める。
このままおいておくと、しょうゆなどの調味料が沈殿し、底のほうが焦げやすくなるうえ、味にムラが出てしまいます。
炊き上がったら、しゃもじで底から大きく返し、ご飯をほぐしてサッと混ぜる。
五目ご飯は均一に味と具材が混ざっていることが大事。時間がたつとご飯がほぐれにくくなります。
《ここをマスター》
・水は米の約1.2倍が目安(米1合〈180ml〉に対して水カップ1〈200ml〉)。
・炊き込みご飯のときの塩分の目安は、「米1合に対してしょうゆ大さじ1(塩の場合は小さじ1/3)」。
・みりんを加えて、うまみを補強。
・具を生のまま炊き込むときは、素材選びや切り方も意識すること。
・調味料が入ったら「よく混ぜて・すぐに炊き・炊き上がったらすぐにほぐす」べし。これはすべての炊き込みご飯に共通。
このレシピをつくった人
渡辺 あきこさん
各地に伝わる郷土料理に興味をもち、全国の「母の味」を訪ね歩くことがライフワークに。料理教室やテレビ番組、数々の著書を通して、ほっこりとした家庭料理のレシピを伝え続けている。
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