彩り野菜のすっきり含め煮
すっきりとしただしをたっぷり含んだ夏野菜の煮物です。キリッと冷やして食べてもおいしいですよ。
写真: 野口 健志
*1人分
材料
(2人分)
- ・かぼちゃ 1/6コ(250g)
- ・パプリカ (赤) 1コ
- ・ズッキーニ 1本(140g)
- 【A】
- ・だし カップ1+1/2
- ・うす口しょうゆ 大さじ1+1/2
- ・みりん 大さじ1+1/2
つくり方
かぼちゃは種とワタを取り、2cm角に切る。パプリカはヘタと種を取り、2cm角に切る。ズッキーニは四つ割りにし、2cm幅に切る。
小さめにそろえて切ると、複数の野菜を同時に煮始めても全体的に火の通りが早くなるため、煮上がりのむらができにくい!大きいサイズだと、堅さにむらができやすくなります。
鍋に【A】のだしを中火で煮立て、1の野菜を加え、再び煮立ったらふたをして弱火で5分間煮る。
野菜から水分が出るうえ、ふたをして煮るので、ヒタヒタよりやや少なめのだしで十分。先に野菜にだしの味を含ませると、柔らかく煮上がります。
【A】のうす口しょうゆ、みりんを加える。煮汁を回しかけながら、かぼちゃが柔らかくなるまで7~8分間煮る。
色をきれいに仕上げ、全体に味を回すため、鍋を傾けてだしを寄せ、そこにしょうゆとみりんを投入。ここで煮汁を味見して塩けと甘みのバランスを確認。煮くずれしやすいので、かき混ぜず煮汁を回しかけましょう。
煮汁の味をみて、塩けが足りなければうす口しょうゆ少々、甘みが足りなければみりん少々で味を調える。火を止めて、そのまましばらくおいて味を含ませる。
野菜の水分が出てくることで、初めの塩けと甘みのバランスがくずれていることも。ここは好みで味を調整しましょう。冷めると味を濃く感じるので、冷めてからの味も想像して。
《ここをマスター》
・煮え具合の違う野菜を一緒に煮るときは、小さめサイズに切りそろえるのがポイント!
・夏野菜の色と味を生かす煮汁の配合を覚えよう。
・上手に煮含めるためには、動かさずに煮汁を回しかけること。
・煮汁の煮詰まり方と、野菜の変化を常に意識しよう。
このレシピをつくった人
渡辺 あきこさん
各地に伝わる郷土料理に興味をもち、全国の「母の味」を訪ね歩くことがライフワークに。料理教室やテレビ番組、数々の著書を通して、ほっこりとした家庭料理のレシピを伝え続けている。
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