なすのパルマ風グラタン
パルメザンチーズをたっぷりふって香ばしく、うまみ豊かに仕上げます。なすを素揚げにしてからオーブン焼きにすると、甘みがグンと増しますよ。
写真: 松島 均
*1人分
材料
(2人分)
- ・なす 2コ(160g)
- ・トマトの水煮 (缶詰/ホールタイプ) 果肉6コ分(約230g)
- ・バジル (生) 1枝
- ・モッツァレラチーズ 80g
- ・パルメザンチーズ (すりおろす) 大さじ3
- ・揚げ油 適量
- ・塩 少々
つくり方
なすはヘタを落とし、縦に1cm弱の厚さに切る。両端の2切れは、皮を薄くそぎ取る。
1切れずつ、ペーパータオルで押さえて水けをしっかり拭く。
揚げ油を180℃に熱してなすを入れ、きつね色になるまで素揚げにし、油をきる。熱いうちに塩をふる。
180℃は一度水でぬらして拭いた菜箸を入れたとき、シュワシュワと勢いよく泡が出る状態。
トマトの水煮は手で縦に裂き、種を取り除く。食べるときに種が歯に当たると食感がよくないため。
グラタン皿になす1切れ、それぞれ手で一口大にちぎったトマトの水煮、モッツァレラチーズ、バジルを2~3切れずつ、少しずつずらしながら重ねて並べる。パルメザンチーズを全体に散らし、200℃に温めたオーブンで5~7分間、チーズが溶けて軽く焼き色がつくまで焼く。
【食材メモ】
◆バジル◆
シソ科のハーブで、爽やかな香りが特徴。ピザやパスタなど、イタリア料理で幅広く使われる。
◆モッツァレラチーズ◆
イタリア南部でつくられる、熟成させないフレッシュチーズ。本来は水牛の乳からつくられるが、牛乳でつくられたものも多い。味や香りにクセがなく、サラダ、ピザ、グラタンなどに広く使われる。
【ポイント】
なすに水けが残ったままだと、揚げたときに油っぽくなってしまうので、余分な水分をしっかり拭き取るのがポイントです。もし時間があれば、スライスしたなすをざるなどに広げ、表面が乾くまでおいてから使うといいですよ。
このレシピをつくった人
有馬 邦明さん
イタリア料理店で修業の後、イタリア ロンバルディア、トスカーナ州などで経験を積む。2002年、東京にレストランをオープン。(2023年時点閉店)
食材は自ら生産者の素に足を運ぶというこだわりよう。地方における料理監修も多数行なっている。丁寧につくられる一皿に魅了されるファンが多い。
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