鶏肉とチンゲンサイの塩炒め
水を加えて蒸し煮のように火を通すから、肉はふっくら。チンゲンサイを肉のうまみで包みこめば、おいしいこと間違いなしです!
写真: 野口 健志
*1人分
材料
(2人分)
- ・鶏もも肉 1枚(280g)
- ・チンゲンサイ 1/2株(80g)
- 【下味】
- ・塩 一つまみ
- ・黒こしょう (粗びき) 適量
- ・酒 大さじ1
- ・かたくり粉 大さじ1
- 【A】
- ・塩 小さじ1/2
- ・黒こしょう (粗びき) 適宜
- ・サラダ油 大さじ1
つくり方
鶏肉は厚い部分に包丁を入れて切り開き、厚さをならしてから一口大に切る。
◆均一に火を通すため、厚さと大きさをそろえる◆
鶏肉は生焼けの部分が残らないように、厚さと大きさをそろえて切ることが大切。斜めに包丁を入れ、パタンと倒すように開いて平らにならす。
チンゲンサイは長さを4等分に切り、根元の茎はさらに縦4つに切る。
【下味】の材料を順に加えてもみ込み、最後にかたくり粉をふって全体にまぶす。
◆かたくり粉でコーティング◆
【下味】は黒こしょうを多めに。かたくり粉をまぶし、肉のジューシーさを保つとともに口当たりをよくする。
フライパンにサラダ油を中火で十分に熱し、鶏肉の皮を下にして並べ入れる。皮がこんがりとしたら裏返し、反対側もサッと焼く。
◆皮側からこんがりと焼く◆
鶏肉を入れたらすぐ混ぜず、まずは皮をじっくりと焼く。表面に香ばしい焼き色をつけるのが目的なので、中まで火を通さなくてもOK。
水カップ3/4を加え、ふたをして火を通す。
◆水を加えて蒸し煮でふっくら!◆
炒めるだけではなく蒸し煮にして火を通せば、中が生焼けという失敗もなし。
1分間ほどたったらチンゲンサイを加え、再びふたをする。葉がしんなりしたらふたを取り、【A】をふって味を調え、汁けをとばして仕上げる。
◆肉のうまみを野菜に含ませる◆
肉のうまみをチンゲンサイに吸わせたら、汁けを手早くとばしながら全体にからませて。最初にまぶしたかたくり粉のおかげで、とろみがついて味がまとまる。
【ここをマスター】
・鶏肉は厚さと大きさをそろえて切るべし。
・かたくり粉をまぶして肉汁をキープし、口当たりよく。
・水を加えて蒸し煮でふっくら。
・野菜に肉のうまみを吸わせ、汁けをとばして仕上げよう。
→チンゲンサイの代わりに、ほかの葉野菜を使っても。
このレシピをつくった人
吉田 勝彦さん
東京・代々木上原にある中華料理店オーナーシェフ。旬の食材のおいしさを最大限に引き出す、ヘルシーでシンプルな中華料理が評判を呼んでいる。家庭で実践しやすいレシピも人気。
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