さんまのピザソース煮
ケチャップソースのお手軽ピザソースは、さんまと相性バツグンです。最後に加えたチーズがトロリと溶けて、子供も喜ぶ一品に。
写真: 岡本 真直
*1人分
材料
(2人分)
- ・さんま 2匹(300~350g)
- ・塩 小さじ1/2
- ・小麦粉 大さじ2
- ・たまねぎ 1/2コ(100g)
- ・オリーブ油 大さじ1
- 【ピザソース】
- ・トマトケチャップ 大さじ4
- ・にんにく (すりおろす) 1かけ分
- ・ミックスハーブ (乾) 小さじ1
- *全体備考参照。
- ・オリーブ油 大さじ1
- ・水 カップ1/2
- ・スライスチーズ 2枚
つくり方
さんまはさんまの中国風煮物の1~5と同様に下処理をし、両面に塩をふる。小麦粉をまぶし、軽くはたいて薄くつける。たまねぎは縦半分に切り、繊維に沿って薄切りにし、長さを半分に切る。ボウルに【ピザソース】の材料を混ぜ合わせておく。
フライパンにオリーブ油を入れて中火で熱し、1 のさんまを並べ入れる。約3分間焼き、焼き色がついたら返して、さらに約3分間焼く。途中、脂が出てきたらペーパータオルでフライパンを拭く。
さんまから出てくる脂を拭き取ると、独特のクセが出にくくなり、味もなじみやすくなる。
さんまの周りにたまねぎを加え、合わせておいた【ピザソース】を中央に注ぐ。ふたをして弱火にし、約10分間煮る。ふたを外し、チーズを一口大にちぎって散らし、サッと混ぜる。
たまねぎの甘みが調味料と混ざっておいしい煮汁になる。
【さんま】
腹は銀色で背は青黒く、細長いボディーは刀のようにシャープ。「秋刀魚」と書き、夏から秋が旬。夏に北海道から南下を始め、秋には三陸から房総へ。この時期のさんまは、脂がのって味もよい。漁獲高によって値段は変わるが、比較的安く、庶民的な魚として親しまれている。定番の食べ方は塩焼き。新鮮なものは内臓も食べられ、ほろ苦い味を好む人も多い。
【さんま選びのポイント】
腹の部分がしっかりとしていて張りとつやがあり、銀色の部分が輝いているものが新鮮。巻き網などを使った漁が多いためウロコはほとんど取れているが、鮮度と関係はない。
【食材メモ】
●ミックスハーブ(乾)●
数種類のドライハーブをブレンドしたもの。イタリア料理に合うイタリアンミックス、南フランスの料理に合うエルブ・ド・プロヴァンスなどが有名。好みのタイプでよいが、魚料理には、タイムやパセリ、ローズマリーなどが入ったものがよく合う。
このレシピをつくった人
小田 真規子さん
健康に配慮した、つくりやすく、おいしい料理に定評がある。料理の基本、つくりおき、一人鍋、おつまみ、冷凍の活用、つくりやすい減塩メニューなど、初心者からシニア向けまで幅広く多種多様に料理を提案。身近な材料を活かした手軽なレシピが人気を集めている。
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