鮭のかす漬け
酒かすをベースにしたかす漬けで、漬け床の割合は酒かす4に砂糖が1。酒は加えません。独特の風味が鮭(さけ)になじんで、本格派の味わいになります!
写真: 岡本 真直
*1人分
*漬けておく時間は除く。
材料
(つくりやすい分量/4人分)
- ・生ざけ (切り身) 4切れ(400~450g)
- *銀だら、生だら、たい、さわら、かじきなどでもよい。
- ・塩 小さじ2
- 【漬け床】
- ・酒かす (板かす) カップ1(230g)
- *全体備考参照。
- ・砂糖 カップ1/4
- ・サラダ油 適量
- *さけ2切れに対し、小さじ1が目安。
- ・きゅうり 適量
つくり方
さけは両面に塩をふり、約10分間おく。ボウルに酒かすを入れ、ぬるま湯をかぶるくらいに注ぎ、約10分間おく。
板状の酒かすは堅いので、ぬるま湯につけて柔らかくする。
1のボウルのぬるま湯を約大さじ3残して捨て、酒かすをゴムべらでよく練る。なめらかになったら、砂糖を加えてよく混ぜる。銀だらのみそ漬けの2~4と同様に漬ける。
ぬるま湯を捨てたら、ゴムべらで押しつぶしながら練ってクリーム状にする。
銀だらのみそ漬けの5と同様にさけを取り出して焼く。きゅうりは皮をしま状にむき、乱切りにする。器にさけを盛り、きゅうりを添える。
【保存】
密封容器の場合はふたをし、バットの場合はラップに包んだ状態でジッパー付きポリ袋に移して冷蔵庫に。好みによるが4~5日目が食べごろ。1週間を目安に使いきる。
【個性派切り身魚】
◆さけ◆
サーモンピンクと呼ばれるとおり、鮮やかな色の身が特徴のさけ。「白ざけ」「銀ざけ」、「紅ざけ」、「ますのすけ(キングサーモン)」、「大西洋さけ(アトランティックサーモン)」などがある。最近はノルウェーやチリで養殖されたものが多い。「生ざけ」は、塩蔵品の「塩ざけ」と区別した呼び方。
【食材メモ】
◆酒かす◆
日本酒をつくるときの副産物。もろみ(米や米こうじ、水など、酒の原料を混ぜて発酵させたもの)を搾って残ったもの。板状の「板かす」、クリーム状の「練りかす」などがある。板かすは一年中手に入りやすい。
このレシピをつくった人
小田 真規子さん
健康に配慮した、つくりやすく、おいしい料理に定評がある。料理の基本、つくりおき、一人鍋、おつまみ、冷凍の活用、つくりやすい減塩メニューなど、初心者からシニア向けまで幅広く多種多様に料理を提案。身近な材料を活かした手軽なレシピが人気を集めている。
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