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きょうの料理ビギナーズレシピ

本格だしのとり方

時間と手間はかかりますが、その分、感激のおいしさに。多めにとって保存しておくのが、おすすめです。

本格だしのとり方

写真: 榎本 修

材料

(約4カップ分)

・昆布 (8×10cm) 1枚
・削り節 30g

つくり方

昆布の表面をふく
1

昆布の表面を、乾いたペーパータオルでふく。

昆布に切り目を入れる
2

昆布の長い部分に、2cm長さの切り目をキッチンばさみで4~5 本入れる。反対側も同様に切り目を入れる。

昆布を水につける
3

鍋に昆布、水カップ4+1/2を入れ、5~10分間おいて、昆布のうまみを水に移す。

鍋を火にかける
4

3の鍋を中火にかけて、じっくりと昆布のうまみを引き出す。

昆布を取り出す
5

細かい泡が立ち、湯が煮立ちそうになったら、昆布を取り出す。

! ポイント

湯が煮立つ前に、昆布を取り出す。煮すぎると、ぬめりの原因に。

削り節を加える
6

湯が煮立ったら、すぐに、削り節を一度に加える。

削り節を沈める
7

菜ばしで削り節を押さえて、湯に沈める。再び煮立ったら火を止め、そのまま5~6分間おく。

こす
8

ざるにペーパータオルを敷き、ボウルにのせる。7を注ぎながら、静かにこす。こした削り節を絞るとだしが濁るので、自然に水けをきること。

全体備考

【保存】だしは、冷蔵庫や冷凍庫で

残っただしはよく冷まして密封容器に入れ、保存しておくのがおすすめ。冷凍庫で約3週間、冷蔵庫で約3日間もちます。

だしは多めにとって保存しておくと、重宝します。とったあとの昆布や削り節は、冷凍庫や冷蔵庫で保存して、ある程度の量になったら、つくだ煮にリメイクしましょう。


【昆布と削り節はつくだ煮に】全量290kcal 調理時間25分
(材料とつくり方)

1 だしをとったあとの昆布100gは1.5cm四方に切り、削り節50gは粗く刻む(冷凍した場合は、室温で少し溶かしてから切る)。

2 鍋に昆布、水カップ1+1/2、酒カップ1/4を入れ、中火にかける。煮立ったら弱火にし、ふたをせずに約5分間煮る。

3 2に砂糖大さじ2を加え、同様に約5分間煮る。しょうゆ大さじ2を加え、同様にさらに約5分間煮る。削り節を加えて中火にし、菜ばしで時々混ぜながら、汁けがほぼなくなるまで5~6分間煮る。

きょうの料理ビギナーズレシピ
2009/04/01 4月だから基本の“き”

このレシピをつくった人

髙城 順子

髙城 順子さん

幅広いジャンルの料理に精通し、本格的な味を誰にでもつくりやすいレシピで提案。野菜のおいしさを引き出す料理が得意。「きょうの料理ビギナーズ」の監修を2年半務める。

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