いかと春菊のパスタ
やさしい甘みのいかと、ほろ苦い春菊がマッチした、大人味のパスタです。
写真: 榎本 修
*1人分
材料
(2人分)
- ・するめいか (小) 1ぱい(200g)
- ・春菊 約1/2ワ(80~100g)
- ・スパゲッティ (あれば1.6mmのもの) 150g
- ・にんにく 1かけ
- ・赤とうがらし 1/2本
- ・塩 適量
- ・オリーブ油 大さじ1~1+1/2
- ・白ワイン 大さじ1+1/2
- *または酒。
- ・黒こしょう (粗びき) 少々
下ごしらえ・準備
するめいかのおろし方
1 いかはエンペラ(胴の先にある三角形のもの)がついている方を左にして、まな板に置く。胴の中に指を入れ、胴と足(頭)がつながっている部分を外す。
2 胴の内側についている軟骨(透明な骨)を引っ張って取り除く。
3 左手で胴を持って押さえ、右手で目の上を持ってワタ(内臓)ごとゆっくりと引き抜く。
4 足の部分を、足先が右側にくるように横長に置く。目のすぐ右側に包丁を入れ、ワタ(内臓)を切り落とす。胴(内側も)と足をよく水で洗い、ペーパータオルで水けをふく。
5 足の間を開いて裏返し、付け根の内側にある堅いくちばしを取り除く。
6 足の先端にある吸盤を、包丁の背でこそげ取る。足の先端を5mm~1cm切り落とし、調理に合わせて切り分ける。胴も調理に合わせて切る。
つくり方
大きめの鍋に水1.5~2リットルを入れ、ふたをして強火にかける。春菊は柔らかい葉を摘み、茎は堅い根元を切り落として1cm幅に切る。にんにくは薄皮をむき、縦、横に細かく切り目を入れて端から刻み、みじん切りにする。赤とうがらしは、あればヘタを落として種を取り除き、端から2mm幅に切る。いかはおろして、胴は横に1cm幅に切り、足は2~3本ずつに切り分け、長いものは5~6cm長さに切る。
1の鍋の湯が沸騰したらふたを取り、塩大さじ1~1+1/3、スパゲッティの順に入れて湯の中に沈め、袋の表示時間どおりにタイマーをスタートさせる。1~2分間したら、強めの中火にし、時々混ぜながらゆでる。
大きめのフライパンにオリーブ油を弱火で熱し、にんにく、赤とうがらしを入れて炒める。香りがたったら中火にし、いかを加えてサッと炒め合わせる。いかの色が変わったら、春菊の茎、葉の順に加えて炒める。全体に油が回ったら白ワインをふり、手早く混ぜて火を止める。
オリーブ油に、にんにくと赤とうがらしの香りを移してから、いかを加えて。
スパゲッティがゆで上がったら、ざるに上げて水けをきる。3のフライパンを中火にかけ、スパゲッティを加えてサッと炒め合わせ、塩小さじ1/4、黒こしょうをふる。
スパゲッティのゆで上がりに合わせて、具の準備を段取りよくこなして。
【食材メモ】
◆するめいか◆
するめに加工することから、この名に。漁獲量が多く、安価。おろし方を身につけると、さまざまな調理ができて重宝。透明感があり、身の締まったものが良質。
このレシピをつくった人
髙城 順子さん
幅広いジャンルの料理に精通し、本格的な味を誰にでもつくりやすいレシピで提案。野菜のおいしさを引き出す料理が得意。「きょうの料理ビギナーズ」の監修を2年半務める。
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