ボンゴレ
白ワイン蒸しより強火で、あさりのだしと油分をなじませます。スパゲッティをゆでている間にソースをつくり始めましょう。
写真: 岡本 真直
*1人分
*あさりを砂抜きする時間は除く。
材料
(2人分)
- ・あさり 1パック(250g)
- ・スパゲッティ 200g
- ・にんにく 1/2かけ
- ・アンチョビ (フィレ) 1枚
- ・オリーブ油 大さじ1
- ・白ワイン カップ1/2
- ・赤とうがらし ほんの少々
- ・バター 20g
- ・イタリアンパセリ 適量
- *またはパセリ。
- ・塩 適量
つくり方
あさりは、白ワイン蒸しのつくり方1~3と同様に砂抜きをする。にんにくは包丁の面でたたいてつぶす。アンチョビは刻む。
大きめの鍋にたっぷりの湯(約2リットル)を沸かし、塩大さじ1強(約20g/湯の1%)を入れる。スパゲッティを広げ入れ、袋の表示時間より1分間短めにゆで、ざるに上げる。
スパゲッティは鍋に入れたら、すぐにトングなどで湯の中に押し込み、くっつかないように一度混ぜる。
ゆでている間にフライパンにオリーブ油とにんにくを入れて弱火にかけ、香りがたってきたら、アンチョビを加えて炒める。あさりを加えて白ワインを注ぎ、火を強める。赤とうがらしを加え、殻が開いて蒸し汁が煮立ったら、バターを加える。
汁がトロッとしてきたら、2のスパゲッティを加えてざっと混ぜ、強火で汁けがほぼなくなるまでからめる。刻んだパセリを加えて混ぜる。
蒸し汁の水分と油分が混ざり合い、少しとろみがついた状態になったら、スパゲッティを加える。
【シェフからひと言】
パスタは、1%の塩を加えてゆでるのが基本。パスタ自体に下味がつき、ソースの味ともなじみやすくなります。太さはいろいろありますが、ボンゴレの場合は、1.7mmくらいがおすすめ。少し太めのほうが、あさりのソースを吸っても麺のコシがしっかり残ります。
このレシピをつくった人
有馬 邦明さん
イタリア料理店で修業の後、イタリア ロンバルディア、トスカーナ州などで経験を積む。2002年、東京にレストランをオープン。(2023年時点閉店)
食材は自ら生産者の素に足を運ぶというこだわりよう。地方における料理監修も多数行なっている。丁寧につくられる一皿に魅了されるファンが多い。
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