かにたま
ほぐし身タイプのお手ごろなかに缶でも、大満足のごちそうに変身します。水菜、えのきだけの歯ごたえとふんわり卵のコントラストが絶妙な一品。
写真: 野口 健志
*1人分
材料
(2人分)
- ・卵 2コ
- ・かに (缶詰/フレーク) 40g
- ・ねぎ 15g
- ・水菜 30g
- ・えのきだけ 40g
- 【調味料】
- ・酒 小さじ1
- ・塩 一つまみ
- ・白こしょう 少々
- ・サラダ油 大さじ2
つくり方
ねぎは粗いみじん切りにする。水菜は1cm長さに切る。えのきだけは根元の部分を除き、1cm長さに切る。
かには缶汁を軽くきり、指で軟骨がないか探し、あれば取り除く。飾り用に1/4量を取り分ける。
ボウルに卵を割り入れ、【調味料】を加え、泡立て器で卵黄と卵白がなじむまでよく溶きほぐす。ねぎ、水菜、えのきだけ、かにを加えて混ぜる。
フライパンにサラダ油を入れて中火で熱する。フライパンを傾け、油のたまったところに3の卵液を流し入れる。油の熱し加減は、卵液を少し入れてみて、すぐにフワッとふくらむくらいがちょうどよい。
中火で熱し、卵液の縁がフワッとしてきたら、中央に折り込むのを繰り返して大きく混ぜる。半熟状になったら、底にへらを差し込んで上下を返し、薄く焼き色がつくまで焼く。
器に5を盛り、飾り用に取り分けたかにをのせる。
【卵】
★特徴
●くせがなく、使いやすい
良質なたんぱく質、カルシウム、鉄などの栄養素をバランスよく含んでいます。生で約10日間冷蔵保存ができますが、新鮮なほうが味がよいので、なるべく早く使いきるようにしましょう。
★かにたまのコツ
●ポイント1:多めの油で炒める
卵が油を吸うことでふんわりと炒め上がるので、炒め油は多めが鉄則。煙が出る寸前まで熱したところに卵液を一気に流し入れます。ぬるい油に卵液を入れると、油っぽくベタッとしてしまいます。
●ポイント2:余熱で火を通す
卵は火が通るのが早いので、半熟状になったら火を止めて、あとは余熱で火を通します。炒めすぎると堅くてポロポロになるので注意して。
このレシピをつくった人
吉田 勝彦さん
東京・代々木上原にある中華料理店オーナーシェフ。旬の食材のおいしさを最大限に引き出す、ヘルシーでシンプルな中華料理が評判を呼んでいる。家庭で実践しやすいレシピも人気。
つくったコメント