きょうの料理レシピ
初がつおのかき身づくり
臆せず、気取らず、初夏の若々しいかつおをダイナミックにいただきましょう。家で刺身をひくのは大変と思われるかもしれませんが、スプーンで身をかき取る方法ならテクニックいらずで簡単ですよ。
写真: 澤井 秀夫
エネルギー
/340 kcal
*1人分
調理時間
/15分
材料
(約4人分)
- ・かつお (刺身用) 1節(約300g)
- ・ご飯 (温かいもの) 適量
- ・焼きのり (全形) 適量
- ・しょうゆ
つくり方
1
かつおは皮側を下にして置き、スプーンで身をかき取って大皿に並べていく。
! ポイント
この方法なら皮がついていてもむく手間がなく、筋も自然に除くことができる。
2
焼き網を強火にかけ、焼きのりを2枚、中表に重ねて上下を返しながらあぶる。
! ポイント
できれば焼いていない2つ折りのすしのりをあぶって使うのが理想だが、普通の焼きのりでもこうすると香りが増す。表側(ツルツルの面)を合わせて重ね、ザラザラした裏側からあぶると、パリッとする。
3
香ばしくなり、パリッとしたら8等分に切る。温かいご飯、しょうゆとともに1に添える。
! ポイント
ご飯にのせて食べても、手巻きずしのようにのりで巻いても。おろししょうがなどの薬味は好みで。
全体備考
【腹側・背側で味わいが違います】
1本のかつおから、腹側の身も背側の身も2節ずつ、合計4節がとれます。身の厚いところと薄いところの差が大きいのが腹側、太さが比較的均一なのが背側。さっぱりとした味わいが好きな方は背側、脂ののった味わいが好きな方は腹側を選ぶとよいでしょう。
きょうの料理レシピ
2012/05/09
【土井善晴の初夏のおいしいもん】香りたつ魚料理
このレシピをつくった人
土井 善晴さん
おいしいもの研究所代表。長年にわたる多様な食の経験から、和食文化の伝統を踏まえた一汁一菜を提案。新しい発想で料理を楽しくするきっかけをつくったと評価され、2022年度 文化庁長官表彰に選ばれる。各大学にて教授、講師も務める。
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