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きょうの料理レシピ

初がつおのかき身づくり

臆せず、気取らず、初夏の若々しいかつおをダイナミックにいただきましょう。家で刺身をひくのは大変と思われるかもしれませんが、スプーンで身をかき取る方法ならテクニックいらずで簡単ですよ。

初がつおのかき身づくり

写真: 澤井 秀夫

材料

(約4人分)

・かつお (刺身用) 1節(約300g)
・ご飯 (温かいもの) 適量
・焼きのり (全形) 適量
・しょうゆ

つくり方

1

かつおは皮側を下にして置き、スプーンで身をかき取って大皿に並べていく。

! ポイント

この方法なら皮がついていてもむく手間がなく、筋も自然に除くことができる。

2

焼き網を強火にかけ、焼きのりを2枚、中表に重ねて上下を返しながらあぶる。

! ポイント

できれば焼いていない2つ折りのすしのりをあぶって使うのが理想だが、普通の焼きのりでもこうすると香りが増す。表側(ツルツルの面)を合わせて重ね、ザラザラした裏側からあぶると、パリッとする。

3

香ばしくなり、パリッとしたら8等分に切る。温かいご飯、しょうゆとともに1に添える。

! ポイント

ご飯にのせて食べても、手巻きずしのようにのりで巻いても。おろししょうがなどの薬味は好みで。

全体備考

【腹側・背側で味わいが違います】
1本のかつおから、腹側の身も背側の身も2節ずつ、合計4節がとれます。身の厚いところと薄いところの差が大きいのが腹側、太さが比較的均一なのが背側。さっぱりとした味わいが好きな方は背側、脂ののった味わいが好きな方は腹側を選ぶとよいでしょう。

きょうの料理レシピ
2012/05/09 【土井善晴の初夏のおいしいもん】香りたつ魚料理

このレシピをつくった人

土井 善晴

土井 善晴さん

おいしいもの研究所代表。長年にわたる多様な食の経験から、和食文化の伝統を踏まえた一汁一菜を提案。新しい発想で料理を楽しくするきっかけをつくったと評価され、2022年度 文化庁長官表彰に選ばれる。各大学にて教授、講師も務める。

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