きょうの料理レシピ
若竹椀(わん)
春の出会いもののわかめとたけのこを合わせた若竹椀は、上品な味わいの一番だしが決め手。この季節ならではの丁寧な味をお楽しみください。
写真: 蛭子 真
エネルギー
/20 kcal
*1人分
調理時間
/20分
材料
(2人分)
下ごしらえ・準備
たけのこの下ゆで(ぬかゆがき)
1 たけのこは穂先を斜めに切り落とし、皮がむきやすいように、皮の上部に縦に1本切り込みを入れる。
2 鍋に1とかぶるくらいの水、米ぬか一つかみを入れて強火にかける。沸騰したら火を弱め、落としぶたをする。竹串がスッと通るようになったら火を止め、そのまま一晩おいてアクをぬく。
3 皮の切り込みのところに指を入れてむく。最初にある程度まとめてむき、さらに堅いところがなくなるくらいまでむくようにするとよい。
4 むききれない皮は割り箸でこそげてきれいにする。根元側の汚れている部分は切り、堅い部分は少しずつ切って取る。
! ポイント
すぐに料理しないときは手順2のあと、そのまま冷蔵庫で約5日間保存できる。
つくり方
1
ゆでたけのこは縦半分に切る。6cm長さに切り、3mm厚さの縦薄切りにする(根元側は半月形に切る)。
2
1を水から沸騰するまでゆでる(ぬかぬき)。水にさらして水けをきる。
3
わかめはぬるま湯でサッと洗う。わかめが戻ったら流水で洗って水けをきる。きれいに広げ、堅い部分を切り落とす。1本ずつに切り分けて食べやすく切る。
4
鍋にだしを入れて温め、2のたけのこを入れて、うす口しょうゆ小さじ1、塩少々で味をつける。
5
わかめを加えて2~3分間煮、味がなじんだら火から下ろして椀によそう。木の芽をのせる。
きょうの料理レシピ
2012/04/23
京の老舗直伝 日本料理のいろは
このレシピをつくった人
髙橋 義弘さん
一子相伝の卵料理を名物とする創業400年の京都老舗料亭の若主人。代々の味を守りつつ、現代的な日本料理にも積極的に取り組んでいる。
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