ドーナツ
外はサクッ、中はふんわりの昔ながらの素朴なドーナツです。揚げたては手づくりでしか味わえないとっておきの味です。
写真: 山本 明義
*1コ分
*生地を休ませる時間は除く。
材料
(12コ分)
- 【生地】
- ・薄力粉 180g
- ・ベーキングパウダー 小さじ1+1/2
- ・バター 大さじ2
- ・牛乳 大さじ2
- ・卵 (L) 1コ
- ・砂糖 80g
- ・バニラエッセンス 少々
- 【A】
- ・砂糖 大さじ3
- ・かたくり粉 大さじ1
- ・強力粉
- *打ち粉用。なければ薄力粉でもよい。
- ・揚げ油
下ごしらえ・準備
1 バターと牛乳は、室温に戻しておく。
2 薄力粉とベーキングパウダーは、合わせてふるい、使う直前まで冷蔵庫で冷やしておく。
つくり方
バターを木べらでクリーム状になるまでよく練り混ぜる。
卵をよく溶きほぐし、砂糖と交互に少量(小さじ2~3程度)ずつ1に加える。そのつどよくなじむようにすり混ぜる。
砂糖を加えたら、ザラザラ感がなくなるまでよく混ぜること。初めは【生地】が少ないので木べらがよいが、途中から泡立て器や、ハンドミキサー(低速)を使ってもよい。
空気を含んで、白っぽくなめらかになったら、バニラエッセンスを加えて混ぜ、牛乳を2~3回に分けて加え、なじむように混ぜる。
ふるっておいた粉類を2~3回に分けて加え、そのつどサックリと混ぜる。
ボウルを回しながら、周りの粉をこそげ取って混ぜ込むように。ここで【生地】を練ると、仕上がりが堅くなるので注意。
粉がほぼ見えなくなって、【生地】が大体まとまったらOK。
ラップに茶こしで強力粉を薄くふり、その上にひとまとめにした【生地】をのせる。さらに上から薄く強力粉をふって、ラップでピッタリと包む。冷蔵庫で一晩(最低6時間)休ませる。
休ませることで【生地】が冷えて落ち着き、型で抜きやすくなり、食感もよくなる。
まな板に強力粉を薄くふって、【生地】の1/2量を取り出す。強力粉を薄くつけた麺棒で、6~7mm厚さにのばす。
ドーナツ型の断面に強力粉をつけ、【生地】を抜く。抜いた【生地】は、オーブン用の紙を敷いたバットに移してラップをかけ、揚げるまで冷蔵庫で冷やしておく。残りの【生地】も同様に型で抜き、残った【生地】もまとめてのばし、同様に抜く(型の中央の丸い部分はそのまま揚げても、残りの【生地】に混ぜてもよい)。
【生地】が温まって柔らかくなると抜きにくいので、1/2量ずつ冷蔵庫で冷やしながら抜く。
別のバットに【A】を混ぜ合わせておく。揚げ油を165~170℃ に熱し、型抜きした【生地】を静かに入れる。
油の温度は、【生地】を少量落とすと、鍋底近くまで沈んでから10秒弱で浮き上がってくるくらいが目安。温度が上がりやすいので、一度に4~5コを鍋に入れ、揚げるとよい。
【生地】が固まらないうちに、中央の穴に菜箸の先を差し入れてクルクルと回して形を整える。時々裏返しながら3~4分間、全体がきつね色になるまで揚げる。
菜箸を差し入れて回すことで、【生地】がふくらんできても穴がふさがらず、形よく揚がる。揚げすぎると堅くなるので注意。
油をきり、ドーナツが熱いうちに【A】を全体にまぶしつけ、軽くはたいて余分な砂糖を落とす。
ここでは直径7cmのドーナツ型を使用。なければ茶筒のふたなどで抜き、中央を直径3cmくらいの抜き型やおちょこ、ペットボトルのふたで抜いてドーナツ形にしても。また、好みのクッキー型で抜いてもよい。
●卵と砂糖を少しずつバターに加えて、しっかりとなじませる。
●粉類を入れたあとは、練らないようにサックリと混ぜる。
●生地は最低6時間、できれば一晩冷蔵庫で冷やして休ませる。
●揚げている途中で、油の温度が上がりすぎないように注意する。
このレシピをつくった人
城戸崎 愛さん
(1925~2020)神戸市生まれ。長年「きょうの料理」に出演し、洋風料理をはじめとする家庭のおかずをわかりやすく紹介。「ラブおばさん」の愛称で親しまれている。テレビ、ラジオ、雑誌などで幅広く活躍。
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