卵とえびのそぼろ
「炒る」は油なしで火を通す調理法。卵いためを炒り卵と称することもありますが、ここでは本来の方法をご紹介します。
写真: 山本 明義
材料
(4人分)
- ・卵 3コ
- 【A】
- ・砂糖 大さじ3
- ・塩 少々
- ・えび (ブラックタイガー) 8匹
- 【B】
- ・酒 大さじ2
- ・水 大さじ2
- ・砂糖 大さじ1
- ・塩 少々
下ごしらえ・準備
1 卵は【A】の材料を加えて溶き混ぜ、なべに入れる。
2 えびは殻と背ワタを取って細かくたたき、【B】の材料とともに別のなべに入れる。
つくり方
卵のなべを弱めの中火にかけ、菜ばし5~6本で絶えずかき混ぜる。なべ肌に卵がこびりついてきたら火から下ろし、なべ底をぬれぶきんにあてる。これを繰り返し、ごく細かく炒り上がったら皿に広げて冷ます。
5~6本の菜ばしを先に少し広げるようにして持ち、手を休めずかき混ぜる。細かくなったら焼き上がり。火にかけたり下ろしたりを繰り返すことで、口当たりのよい、しっとりとした炒り卵になる。でき上がりまで7~8分間が目安。
えびのなべを弱めの中火にかける。1と同様、5~6本の菜ばしでかき混ぜながら火にかけて、細かく炒り上げる。5~6分間が目安。
えびもポロポロの状態になるまで炒る。そのままはもちろん、茶飯(米カップ2に対し、しょうゆ・酒各大さじ1+1/2を加えて2割増しの水加減で炊く)の上にのせてもおいしい。青のり、紅しょうがなどを添えて盛りつける。
《道具》
焦げつかず、柔らかく火の回る厚手の鍋が適する。打ち出しの行平(ゆきひら)鍋は熱伝導がよく、おすすめ。
そのままはもちろん、茶飯(米カップ2に対し、しょうゆ・酒各大さじ1+1/2を加えて2割増しの水加減で炊く)の上にのせてもおいしい。青のり、紅しょうがなどを添えて盛りつける
このレシピをつくった人
城戸崎 愛さん
(1925~2020)神戸市生まれ。長年「きょうの料理」に出演し、洋風料理をはじめとする家庭のおかずをわかりやすく紹介。「ラブおばさん」の愛称で親しまれている。テレビ、ラジオ、雑誌などで幅広く活躍。
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