鶏むね肉のお酒煮
たっぷりのお酒でコトコトと煮た鶏肉は、上等なハムのような味わい。むね肉なのに堅くならない、しっとり仕上げが自慢です。
写真: 蛭子 真
*1人分
*冷蔵庫で冷やす時間は除く。
材料
(2人分)
- ・鶏むね肉 (大) 1枚(300g)
- ・ねぎ (白い部分) 1本
- ・しょうが 1かけ
- 【煮汁】
- ・酒 カップ2
- ・水 カップ1
- ・顆粒スープの素(もと) (洋風または中国風) 小さじ2
- ・しょうがの皮 適量
- ・ねぎの芯や青い部分 適量
- *白髪ねぎ、針しょうがをつくった残り。
- ・昆布 (5cm角) 1枚
- ・実ざんしょうの塩漬け (あれば) 適宜
- ・塩
つくり方
白髪ねぎをつくる。ねぎは5cmに切り、縦に切り目を入れて開く。芯を除いて重ね、ごく細いせん切りにする。
ねぎを切り開いて重ね、せん切りにする。芯は【煮汁】に加えるのでとっておく。
針しょうがをつくる。しょうがは皮をむいて薄切りにし、ごく細いせん切りにする。
鍋に【煮汁】の材料を入れ、煮立てる。鶏肉を入れて火を弱め、【煮汁】の表面がフツフツとするぐらいの火加減で約30分間、途中で一度裏返して煮る。保存容器に昆布を敷き、肉を移す。
ふたはせず、弱火で静かに煮るのが、肉を堅くさせないコツ。煮る時間は肉300gで30分間、200gで20分間が目安。
【煮汁】を強火で煮立ててアルコール分をとばし、塩小さじ2を加える。3の容器に実ざんしょうも加えて【煮汁】を注ぎ、粗熱が取れたら冷蔵庫で冷やす。
鶏肉を取り出したら強火にする。酒が多めなので、ここでしっかりとアルコール分をとばす。約半量になるまでが目安。うまみと風味を添える昆布、実ざんしょうも加えて、【煮汁】に浸してしばらくおく。この間に肉質がしっとりとし、味がよくなじむ。
鶏肉を薄切りにして器に盛り、汁をたっぷりかける。1、2を天盛りにする。
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このレシピをつくった人
桑原 櫻子さん
京都在住の料理研究家。華道の桑原専慶流副家元でもある。料理好きの両親のもとで育ち、楽しい家族の食卓を作ることが、心の安らぎと良い仕事ができる元気の源と考えている。季節感やもてなしの心を大切にした花と料理のサロン"cherry kitchen"を主宰。また、京都に古くからある懐かしいお菓子をアレンジして紹介している。
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