あんかけ親子ご飯
油揚げのうまみを含ませながら炊き込んだご飯に、鶏そぼろと卵を混ぜた、あんかけご飯です。
写真: 今清水 隆宏
*米をざるに上げておく時間、炊く時間は除く
材料
(3~4人分)
- ・卵 2コ
- ・米 2合(360ml)
- ・油揚げ (小) 1枚
- 【鶏そぼろ】
- ・鶏ひき肉 100g
- ・酒 大さじ1
- ・みりん 大さじ1
- ・しょうゆ 大さじ1
- 【あん】
- ・だし カップ1+1/2
- ・みりん 大さじ3
- ・しょうゆ 大さじ2強
- ・水溶きかたくり粉 大さじ3
- *かたくり粉を同量の水で溶いたもの
- ・わけぎ (小口切り) 2本分
- ・しょうが (すりおろす) 大さじ2
つくり方
米は洗ってざるに上げ、15分間おく。油揚げは細かく刻む。
炊飯器の内釜に1の米を入れ、2合の目盛りまで水を注ぎ、1の油揚げを加えて炊く。
鶏そぼろをつくる。鍋に材料を合わせて菜ばし3~4本でよく混ぜ合わせ、弱めの中火にかける。汁けが出て鶏肉に火が通ったら、ざるに上げて余分な汁けをきり、鶏のくせを取り除く。
火にかける前に材料をよく混ぜることが、肉の中までしっかりと味を含ませるコツ。
あんをつくる。鍋にだし、みりん、しょうゆを合わせて弱めの中火にかけ、煮立ってきたら水溶きかたくり粉を回し入れ、とろみをつける。わけぎを加えて混ぜ、火から下ろす。
卵を溶きほぐし、3の鶏そぼろとともに炊き上がったご飯に加え、しゃもじで混ぜる。
鶏そぼろと溶き卵を加えたら、切るようにサックリとむらなく混ぜ合わせる。
5を器に盛り、4のあんをかけて、しょうがを添える。
このレシピをつくった人
斉藤 辰夫さん
大阪あべの辻調理師専門学校を卒業後、同校で教職員として日本料理の教授となる。パリ、スイス、ワシントンでも料理に携わる仕事をした国際派の料理家。
その後、エコール辻東京で専任教授を務める。
枠にはまらないユニークで新鮮な発想とわかりやすい指導に、幅広い層のファンがたくさん。現在は東京・国立で料理教室『斉藤辰夫料理スタジオ』を開いているほか、テレビや雑誌、講演などで忙しい毎日を送っている。著書に『煮もの』・『焼きもの』『全プロセスつき!基本の和食!』(ともに主婦と生活社)、『おいしい和食の大事典200』『和英つき 和食の辞典』(ともに成美堂出版)、『斉藤辰夫のいちばんかんたんな和食』(NHK出版)など多数。
現在、『NHK WORLD 』 “DINING WITH THE CHEF“に出演中。
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