きょうの料理レシピ
高野豆腐の炊いたん
代表的な精進料理の一つで、簡単につくれて栄養的にもすぐれています。しょうゆは控えめにして、すっきりとした甘さに仕上げるのがポイントです。
写真: 蛭子 真
エネルギー
/570 kcal
*全量
調理時間
/40分
材料
(つくりやすい分量)
- ・高野豆腐 4枚
- *重層で膨軟加工したもの。
- ・昆布 1枚
- *はがき大。
- 【A】
- ・砂糖 大さじ3
- ・みりん 大さじ3
- ・塩 小さじ1/2
- ・うす口しょうゆ 小さじ1
- ・さやいんげん 6本
- ・塩
つくり方
1
昆布だしをとる。鍋に水カップ2+1/4と昆布を入れ、約20分間おく。
2
さやいんげんはあれば筋を取って塩ゆでし、食べやすい長さに切る。
3
高野豆腐は水またはぬるま湯を入れたバットに浮かべて戻す(膨軟加工タイプの高野豆腐は熱湯ではなく、必ず水またはぬるま湯で戻す)。中心まで水を含んだら手ではさんでしっかり水けを絞り(中心に水分が残っていると煮汁がしみ込みにくく、煮くずれの原因になるので、手ではさんでしっかり水けを絞る)、4等分に切る(高野豆腐は食べやすいように、切り分けてから炊くとよい)。
! ポイント
重曹無添加タイプの場合は、やわらかくなるまで熱湯につけて戻す。
4
1を中火にかけ、沸騰寸前で昆布を取り出す。【A】を加え、3の高野豆腐を並べ(均等に煮汁が行き渡るよう、高野豆腐は重ならないように底が広い鍋に並べて入れる)、沸騰したら約15分間、弱火で煮る。煮上がる直前に2のさやいんげんを加え、火から下ろしてそのまま冷ます(煮汁につけたまま冷ますことで味がしみる。さやいんげんは色がさめないように直前に鍋に加えるとよい)。
5
4の高野豆腐が味を含んだら器に盛る。
! ポイント
温かくして食べる場合は、冷まして味を含ませてから、温め直すとよい。
きょうの料理レシピ
2010/06/21
京のおばんざいレシピ
このレシピをつくった人
杉本 節子さん
生家の京町家の保存活動をしながら、杉本家代々に伝わる記録を元に、京の食文化を研究。現在は「おばんざい」のむだを出さずに使いきる合理的なレシピに着目し、紹介に努めている。
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