えんどう豆とベーコンのスパゲッティ
えんどう豆のさやをゆで、香りを移した湯でスパゲッティをゆでれば、さわやかな風味に。ベーコンの濃いうまみがよく合います。
写真: 鈴木 誠一
材料
(2人分)
- ・スパゲッティ (1.6mm) 160g
- ・グリンピース (さや付き) 200g
- ・ベーコン 70g
- ・パルメザンチーズ 適量
- ・塩
- ・オリーブ油
つくり方
ベーコンは1cm幅に切る。グリンピースはさやから出し、さやは半量だけとっておく。
鍋に湯を沸かし、1%の塩を入れ、1のさやを加える。1~2分間煮て取り出し、続けてスパゲッティを加え、ゆでる。(全体備考参照)。
さやはサッとゆでる程度でOK。ゆですぎるとえぐみが出てくるので注意して。
フライパンにオリーブ油大さじ1を軽く熱し、ベーコンを入れる。ベーコンの脂が出てきたら、いったん取り出し、グリンピースを加える。その上にベーコンを戻し入れ、大さじ1~2の水を加えてふたをし、1~2分間蒸し焼きにする。
グリンピースの上にベーコンをのせ、うまみを吸わせるようにして加熱する。
ゆで上げて湯をきったスパゲッティを加える。中火にかけ、全体をよくからめる。器に盛り、パルメザンチーズをふる。
●えんどう豆(グリンピース)
関西では「うすいえんどう」と呼ばれる種類を使用することが多く、今回同様、香りのよいさやをご飯といっしょに炊き込むことも。
●オリーブ油について
イタリア料理に欠かせないオリーブ油には、「オリーブ油」「エクストラバージンオリーブ油」の2種類があります。炒め油などに使用するには「オリーブ油」でもよいですが、加熱せずに使用する場合は、香りのよい「エクストラバージンオリーブ油」を使用するのがおすすめです。
【覚えておきたい「ゆで方の基本」】
1. たっぷり湯を沸かし、塩を入れる。
湯は、ゆでるパスタの重さの10倍以上の量(今回の場合、160gゆでるなら1.6リットル以上)が目安。沸騰したら、1%の塩(1.6リットルなら16g)を入れる。塩は下味と同時にコシを出す役割がある。
2. パスタを入れる。
パスタがくっつかないよう、放射状に入れ、手早く湯に沈める。袋の表示時間より1~2分間短くタイマーをセットする。
3. 再び沸騰するまで混ぜる。
ゆで始めは、くっつきやすいので全体を混ぜる。再び沸騰したら火を弱め、フツフツと静かに沸いている程度の火加減を保つ(その間は混ぜなくてもよい)。
4. ゆで加減を確認する。
セットしたタイマーが鳴ったら、1本とって指先でつぶすか、食べてみて確認する。真ん中に針くらいのしんが残っている程度が、ちょうどよいゆで加減。または、ソースに合わせた堅さにゆで上げる。
5. ざるに上げて湯をきる
パスタをざるに上げて湯をきる。このとき、ゆで汁はソースとパスタをからめるときに使用することがあるので、捨てずにとっておく。
このレシピをつくった人
笹島 保弘さん
京都のイタリア料理店のシェフ。関西のイタリア料理店数軒で修業した後、京都市内にイタリア料理店を開店。正統派イタリア料理と京都の食材を組み合わせたメニューで人気を博している。
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