スパゲッティ・ポモドーロ
トマトの水煮を煮詰めるだけの、いちばんシンプルなパスタです。仕上げのパルメザンチーズとバジルが、トマトの甘みと香りを引き立てます。
写真: 鈴木 雅也
*1人分
材料
(2人分)
- ・スパゲッティ 160g
- ・トマトの水煮 (缶詰) 300g
- ・パルメザンチーズ (すりおろす) 25g
- ・バジルの葉 (生/大) 6~7枚
- ・エクストラバージンオリーブ油 大さじ2
- ・塩
つくり方
トマトの水煮は缶汁ごとボウルに入れ、果肉を手でつぶす。
トマトの果肉は手でつぶして塊をなくす。堅い芯(しん)や皮が気になるようなら除く。
フライパンにエクストラバージンオリーブ油を入れて強めの中火にかけ、香りが出たら1のトマトを加え、塩一つまみを加える。
オリーブ油のよい香りがしてきたら、トマトの水煮を静かに加える。
たっぷりの熱湯に1.5~2%の塩を入れ、スパゲッティをゆで始める。
2が煮立ったら中火にし、フライパンを揺すりながら、水分を蒸発させるように煮詰めていく。約2/3量に煮詰まり、トロリとしてきたら火を止め、味をみて塩適宜で調える。
フライパンを揺すり、トマトが縁についたら耐熱性のゴムべらでぬぐい、焦がさないように煮詰めていく。
ゆで上げて湯をきったスパゲッティを加えてあえ、パルメザンチーズも加えてあえる。バジル3枚をちぎって加え、あえる。器に盛り、残りのバジルをのせる。
ソースとパスタは火を止めた状態であえる。火をつけるとしても保温としてごく弱火。仕上げのチーズも手早くあえる。
全体備考
【パスタのゆで方】
1. 鍋にたっぷりの湯を沸かして1.5~2%の塩(水1リットルにつき15~20g)を入れ、よく混ぜて塩を溶かす。
2. パスタを広げて入れ、袋の表示時間より約30秒短くタイマーをセットする。
3. ゆで始めはくっつきやすいので、はしなどでかき混ぜながら湯に沈める。再び沸騰したら火を弱め、ポコポコと静かに沸いている程度の火加減を保つ。
4. タイマーが鳴ったら、1本とって指先でつぶすか食べてみて確認。真ん中に針くらいの芯が残っている程度にゆで上げる。
5. パスタをざるに上げてしっかりと湯をきる。ゆで汁をソースなどに使う場合はとっておく。
★ペンネなどのショートパスタは、くっつきやすく、沈みやすいので、パスタを入れたら再び沸騰するまでよく混ぜます。ロングパスタよりもかみごたえがあるので、芯を残さず、袋の表示時間どおりに、ちょうどよい堅さにゆで上げます。
このレシピをつくった人
落合 務さん
東京・銀座にあるイタリア料理レストランのオーナーシェフ。素材の持ち味を生かし、手をかけすぎずにつくるレシピが人気。料理のコツをテンポよく伝える姿がテレビや雑誌で話題になり、多くの人を魅了する。
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